小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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 ようやく娘のもとにやってきました。

 まばゆいばかりのオーボエさま。

 これからずっとよろしくね。









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 娘はいそいそと早速組立て。

 私は記念すべき一枚を

 パチリ。音を聞くより、まずは

 二人でしばし眺めてしまい

 ました。迷ったし、悩んだし、

 想定外だけに思い切りも

 必要だったし。

 でも、とうとう会えましたね。

 指定席を用意して、お待ち

 してましたよ。

 







実は、このオーボエ、新品です。お値段、ななじゅうにまんいっせんさんびゃくごじゅうえん。

ユーロが急騰しているせいで通常よりも高い値がつけられたそうですが、お店の今月のキャンペーン

で二割引きで買えました。とはいえ、当初の予定を大幅に上回りましたからね。大変です。

ただ、オーボエは30万程度の新品では結果的に満足できず、すぐに買い替えたくなってしまう

らしいんです。30万だって大金なのに、常に不満を持ちながら吹き続け、挙句に3年ぐらいで

「やっぱりもっといいのが欲しい」なんて言われたら親としては悲しいですよね。ならば、大変では

あるけれど、娘の希望のオーボエにして、せめて社会人になるまでは大切に使ってほしいと思い

ました。この72万のオーボエでも、オーボエとしては中の上ぐらいのもの。上を見たらキリがあり

ませんが、今の私たちにできるのはこれがベスト。今年はおなすさんともども親はガマンの日々

ですが、娘はマイ・オーボエとともに、うれしい春を迎えられるでしょう。4月からは高校生となり、

いよいよクラブでは先輩の立場になっていきますからね。たくさん練習して、「のだめ」の黒木くんが

吹いていたモーツァルトを私たちに聞かせてくれ~っと大いなる夢を抱くことにします。

その日を楽しみに、さあて、あたしゃ、節約レシピの検索と参りませうか。


私は卵が大好き。和洋中の料理、そしてお菓子、卵を使ったものは何でも好きですが、いちばんは

なんといっても玉子焼き。それも関西風の出し巻きではなく、砂糖やみりんをたっぷり加えた甘い

玉子焼きです。お弁当用には彩りを考えて、塩や薄口しょうゆを使いますが、自宅用なら濃口しょうゆ

を入れ、カステラのようにしっかりと焦げ色もつけた玉子焼きを作ります。でも、関西の方々には

玉子焼きに砂糖を入れるなんて「気持悪い」と言われます。「ゼッタイ考えられない」とも。娘の

幼稚園時代、玉子焼きの話になったことがありますが、やっぱり皆さん、味付けは「塩と味の素だけ」

というのが多かったですね。中学に入っても、お友だちと玉子焼きの交換をした娘、「けったいな味

やな」と言われたとか。日本は狭いけれど、食文化の地域差にはでっかいものがありますねえ。

さて、玉子焼きの次に好きなのが煮玉子。(にたまご、変換したら煮た孫、になりました。先日の

告った→子食った、と同じホラーヴァージョン!うちのパソコンって!!!) でも半熟の煮玉子

をうちで作るのは結構むずかしいもの。味をしっかり染み込ませると、中には火が入りすぎちゃい

ますからね。でも! グッチ裕三さんのレシピを知ってからは失敗知らず。そう、煮玉子という

よりは漬け玉子、かな。

118_1802.JPG これがグッチさんの煮玉子です。

 沸騰後きっかり3分茹でた卵を

 水:みりん:しょうゆ=1:1:1を

 一度煮立てた中に二日間

 漬け込むだけです。








118_1809.JPG ホラ、いい感じでしょう?

 味はしっかり付いて、黄身はゼリー

 のようにキラキラ、食べるとねっとり

 半熟。大変イケます。

 

 






ただ、漬け汁の割合は私にはちょっと辛すぎるので、いつもしょうゆは控えめにしています。

それからこの卵。見事なあばたちゃんでしょう? 生協の卵は新鮮なので、殻がきれいにむけないの

です。専用のパンチで底に穴を開けたり、室温に戻してからいきなり熱湯に入れて茹でる、という

テクも使っていますが、効果は今ひとつ。でも、半熟で食べるものですから、やっぱり新鮮さが大事。

見た目は二の次三のつぎ~っ、です。
おやつの在庫が乏しいので、夕方、急に思い立ってパウンドケーキを作ることにしました。ドライフルーツや

ナッツを入れたものもいいけれど、今日はナンニモ入れないシンプルなバターケーキです。卵、砂糖、粉、

バター、すべて200グラムずつ。バターは一箱そのまま使えばいいので計量も手間要らず。

118_1813.JPG とはいえ、急なのでバターを室温に

 戻しているヒマはありません。

 で、こんなふうに薄切りにしてボウル

 に入れ、夕食の支度で使用中の

 ガス火のそばにしばらく放置。







 シンプルなバターケーキにはレモンや洋酒で香りをつけます。お酒が飲めない私でも、お菓子に使う

 洋酒の類は大好き。今日はラム酒をたっぷり50ml入れます。

118_1814.JPG 少量の液体を量る時に便利なのが

 この小さな計量カップです。計量

 スプーンよりも正確に量れ、且つ

 こぼす心配もありません。15ml、

 30ml、50mlの3種類があります

 が、50mlのは破損しました。

 残念……。




118_1819.JPG じっくり1時間焼いて出来上がり。

 ふんばる砂糖、じゃなかった、

 溶けない砂糖をたっぷりかけて

 仕上げます。いつも食パンを

 焼く時に使う型なので、ずっしり

 でっかいケーキです。






118_1824.JPG 切り分けるとこんな感じ。ミニサイズ

 の食パン並みですね。一切れ

 100gで食べ応えも十分。

 ストレートのアツアツの紅茶で

 パクつくのが大好きです。








118_1831.JPG 乾燥しないように、一切れずつ

 ラッピング。室温が低い今の

 時期は食べる前に10~20秒

 ほどレンジで温めると、バター

 がほどけてふわっとおいしく

 なるんですよ。

 

 

 

料理やお菓子の写真をおいしく撮るコツは、自然光の中、ナント逆光で撮影するのですって。

うちのキッチンには窓がないので、最近はリビングの窓際で試しています。上の写真は今朝、

撮ったもの。でも夕食のおかずをカメラに収める時には自然光もなにもないですからねえ。

中には自分でライトを工夫したり、レフ板を作ったりという方もいらっしゃるようですが、なかなか

そこまでは……。ブログといえども、奥はしみじみ深いと思います。

おなすさんちから自宅に戻る時は、たいてい新幹線の中で駅弁ランチです。

いろんなお弁当がありますから、毎回これも結構な楽しみなのです。今日も新しいのを

試してみましたよ。

117_1791.JPG
 その名も「アグリ弁当」。

 地産地消、from farm to table

 をポリシーとしたお弁当です。

 なんというか、手作りの雰囲気が

 満載。







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 フタを開けるとこんな感じ。焼き魚、

 厚焼き玉子、ごぼうにこんにゃく、

 金時豆など、素朴で温かみのある

 お弁当です。特におかずスペースの

 三分の一を占める(!)大きな

 厚焼き玉子が卵好きの私には

 とってもうれしい♪



この駅には、有名なパン屋さんの本社があるせいか、サンドイッチもとってもおいしいのが

売られています。もちろん名物お菓子もたくさん。おやつまでしっかり買い込んでいつもおいしい

帰り道です。

4年前、おなすさんの赴任が決まった時、ナニが大変って、生活用品を一から揃えることでした。

社宅にはエアコン、ストーブ、こたつ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、それにタンスと

食器棚(二つも!)が備えられていて、それだけでも助かりましたが、揃えるものはまだまだたくさん

あったのです。そう、炊飯器、トースター、アイロン、ドライヤー、ふとん乾燥機にパソコンなどの

電化製品に加え、台所、トイレ、洗面所、お風呂などの用品。そしてふとん一式(家族が泊まりに

来た時のために3組)、タオルにパジャマにエトセトラ。大体、一人で暮らすのも四人で

暮らすのも、生活に必要な基本最低限のものって変わらないんですよね。リストを作って、

片っ端から揃えていきましたが、やれ缶切がなかった、耳かきを忘れた、など後からあわてて

買いに走ることもしばしば。何より、数年で不要になることがわかっているものを大枚はたいて

揃えることに、主婦としては空しさもでっかくて。そんな時、強い味方になってくれたのが100均

のお店です。幸い、おなすさんちの近所には巨大な100円ショップがあり、お玉やフライ返し、

おしゃもじやボウル、洗濯バサミにハンガーなど随分助けられました。100円だと思うと後の

始末などは考えなくてもいいですし、それに今の100均グッズは本当に優秀なんですよね。

オトコのひとり暮らしでも殺風景なのは寒々しいし、(何しろ、社宅の周りがいたく殺風景

ですしー笑ー)なんとか明るくしたいと思った時にも、100均のインテリア雑貨が助けてくれ

たんですよ。カフェカーテンやクロス類など、相変わらず黄色ばかりを揃えましたが、その

どれもが100円とは思えないものばかりでした。いちばんのお気に入りをお見せしますね。

117_1764.JPG 
 アヒルの置物です。高さ20センチ

 ぐらいで結構存在感があります。

 100円なんて思えないでしょう?

 寄り添う3羽のアヒルに私たち

 3人家族の思いを託し、おなす

 さんちの玄関に飾ってあります。




 
 もともとが捨て魔の私、100円ショップで買ったものなどはすべて転勤が明けた時には処分

 するでしょう。でもこのアヒルの家族だけは捨てないでしょうね。離れていてもいつもいっしょ

 だよ、という思いを込めたものなので、(105円しか払っていないんだけど)その日々の

 なつかしい記憶として、きっと自宅に保管します。はあ、でもいつになるやら。
今回のブログでは、山賊ゆかり(?)の土地、そうおなすさんの住んでいる所をちょっとご紹介。

117_1781.JPG ここはナント、おなすさんちの部屋の

 前。そう、彼の社宅はグラウンドの中

 に建っているんです!!

 ここに限らずとにかく広い。日本は

 狭いといいながら、ここには土地が

 たっくさんあります。





写真の手前から続く一本の小道。ここを通って、おなすさんは出社します。部屋の中から毎朝

見送りますが、向こうの木立の中に消えるまで、エラク時間がかかるんです。

117_1782.JPG これはおなすさんの部屋の真ん前。

 花壇なのです。赴任以来、彼は

 ずっとパンジーやひまわりを

 植えていました。ここにもチューリップ

 の球根が250個埋められている

  とか。次に来る時は咲いている
 
 かなあ。



117_1783.JPG うっひょ~!!!

 ここは社宅の正面。広大なれんこん

 畑、見渡す限り、沼です。街灯も

 ないので、ヨソ者はたまに落っこち

 ます。花が咲く頃は圧巻ですが、

 今はもう寒々しいですねえ。





おなすさんは技術屋なので、どうしてもこういう場所が仕事場になります。あ、れんこん畑で働いて

いるわけじゃありませんけど。地元の方々には申し訳ありませんが、はっきり言って娯楽もなんにも

ない寂しいところです。でも住めば都、そう思わないとやっていけません。それに、イヤだイヤだと

言い続けたところで転勤が早く明けるわけでもないですしね。でも、行ってみれば楽しいことも

たくさんあります。お気に入りにも出会えましたし、サバイバル料理にも開眼したし。いつかいい

思い出になるだろうな、そう思います。


 
おなすさんちに来ると、必ず食べるお気に入りがあります。

117_1773.JPG まず、ひとつがコレ。黒糖の一口

 まんじゅうです。おなすさんの

 たばこを比較のためにおいて

 みました。本当に2センチぐらい。

 初めて見た時はあまりの

 可愛らしさに感激しました。





この手のミニサイズって、得てして味が今ひとつというのが多いですが、これは別。しっとり

柔らかく、あんこもとってもおいしいのです。8個から9個で普通のひとつ分かな。母も大好きなので

いつも必ず買って帰ります。

118_1804.JPG で、もうひとつのお気に入りがコレ。

 こちらは逆にジャンボサイズ。

 重さ260グラム、普通の倍はある

 でしょうね。この地域にはどこにでも

 ある「山賊むすび」なのです。







118_1807.JPG こんな感じで、海苔ですっぽり

 くるまれています。大きいので

 具も4種類入っています。ひとつで

 いろんな味が楽しめるというワケ。

 最近、「海賊むすび」という

 姉妹品(?)も出たようです。





こちらではこの「山賊むすび」と鶏の骨付きもも肉をあぶり焼きにした「山賊焼き」というのが有名で、

どんなお店にも必ず置いてあるんですよ。そう、このあたりは昔、山賊が暴れまわっていたので

しょうねえ。毎回、これをほおばりながら、そんな時代を想像して……いるわけはございません。




 
117_1745.JPG おなすキッチンで、夕食の一品に

 作ったのがこれ。太刀魚のフライ

 です。必要最低限のモノで

 こしらえるので、パセリなどの

 飾りもなんにもないのー。

 マヨネーズもないから、タルタル

 ソースもできませーん。




117_1744.JPG 太刀魚は骨がとってもうるさいので、

 パクッとつまめるよう、フライ用は骨を

 撤去!  取り除いた骨は低温で

 じっくりじっくり揚げておせんべいに。

 これはおなすさん作。こういう作業は

 気の長い彼に一任です。





太刀魚は塩焼きが一般的ですが、フライもおすすめです。ふっくらほわほわの優しい食感なのです。

そうそう、フライ衣をつける一連の作業を、おなすさんは隣でじっと観察してました。このおなす、

更なる進化を遂げようとしておるな……。
117_1747.JPG
 お、なすモチーフのタッパー、

 発見!!!












117_1746.JPG
 お、またまたあるぞ。

 なす模様のバット。

 一体、ここは……?










はい、ここはおなすさんのキッチンです。週末、陣中見舞いに行ってきましたよ~。

娘もすっかり自立した今、母の手をわずらわせることもなくなったので、何の憂いもなくホイホイ

飛んでいけるようになって助かります。おなすさんの社宅は超オンボロですが、台所は8畳も

あるんです。その上、流し台の端から端まで前方が大きな窓なので、日頃、マンションの閉鎖的

キッチンで過ごしている私には思い切り開放感が味わえる場所でもあります。さて、おなすさんの

キッチンの色は……やっぱり黄色です。風水うんぬんではなく、単に彼が黄色好きなんですけど。

117_1761.JPG
 一部をちょっとお見せしますね。

 まずはキッチンの時計。

 はい、おもいっきり黄色です。

 もうそろそろ、お昼の支度を

 するべえか。






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 ひとり暮らしにぴったりの小ぶりで

 かわいい黄色のやかん。

 あ、ついでにお盆も黄色ですね。










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 水切りカゴも、小物入れも、

 とにかく黄色。

 明るいキッチンは、それだけで

 元気が出るかな、と思って。








広くて使いやすいキッチンなのですが、残念ながら思うように料理はできません。何しろ、週末、

それも在宅時のみの自炊なので、基本調味料のうち、酢もみそもないんです。みそ汁はインスタント

で十分ですからね。基本調味料でさえ、こんな具合ですから、各種スパイスやソースの類が揃って

いるはずもなく、もちろん小麦粉や片栗粉などの粉類もなし。食材にしても、あれこれ買い揃えると

私の滞在中に食べきることができなくてムダになってしまいますし。赴任したての頃は、自宅から

調味料や食材を小分けにして持参したものですが、今では全くナシ。あるものだけで工夫する

サバイバル料理の楽しさにちょっと目覚めたというわけです。それにポケモンおなすが自発的に

ごま油や鶏ガラスープの素など、あれこれ買い揃えるようになったのも大きいですね。冷蔵庫には

新聞の料理欄の切抜きがぺたぺた貼ってあったんですよ。この黄色いキッチンで、彼は確実に

進歩しています。めでたしめでたし。

 

 

113_1304.JPG
 今日の夕食。豚肩ロースの

 ハーブグリルです。

 クレイジーソルトと粗挽きの黒

 こしょう、にんにく、ローリエ、

 ローズマリー、オリーブオイルに

 肉を漬け込んでおきます。





肉が焼くだけなので、付け合せはちょっと手をかけて。スタッフドポテトです。丸ごとふかした

じゃが芋の中味をくり抜き、まずは裏ごし。バター、生クリーム、卵黄、粉チーズを混ぜて、塩、

顆粒コンソメ、こしょうで味付けします。あとは皮のケースに詰めるだけですが、今日はブログ

向けに(笑)絞り出してみました。これをオーブンでこんがりきつね色に焼き上げます。

焼きあがったお肉とともにお皿に盛り付けて出来上がり♪ ボリュームたっぷりの一皿でしょう?

これは育ち盛りの娘用。とっくの昔に育ち終わったサリーおばさんのメインは、グリルはグリルでも

今日はサバで~す。

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夫と娘の3人家族。
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