小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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年々、気力が衰えてきているワタシ。

物事なんでも、まず「億劫」という気がしてしまうのは

ヤバイですね。

おひなさまを飾ることもそのひとつ。

親王飾りで大した手間ではないはずなのに、まずは

飾るスペースをつくって、天袋からよいしょと出して、

桃の花や菱餅を買ってきて、なんて考えると

「ああ、めんどくさ~」

となっちゃうの。


でも先日、とある記事を読みました。

おひなさまというのは、その家の女の子の厄を

身代わりになって受け止めてくれる存在。


昔から、おひなさまは代々受け継ぐものではないと

言われているのも、これが理由なのですね。

母親のおひなさまをその娘が使うということは

母親の厄までもらってしまうのだとか。

ですから、本当はおひなさまは女の子一人につきひとつ。

三姉妹なら三つ(!!!)用意するものなのですって。

まあ、これは現実的に無理ですけどねえ。


同じ記事に、娘さんが嫁いだ後もずっとずっと

実家でおひなさまを飾り続けている70代の女性の話も

ありました。

「娘がずっと幸せでいられるように」

とのことですが、親ってありがたいなあとしみじみ思いました。


こんな素敵な女性を知ってしまったら、アタシだって

飾らないと。(おいおい)

亡き父が贈ってくれたおひなさまですしね。

154_5427.JPG
 相変わらず美しいお顔。

 こんなきれいな姿で、こなすの厄を

 黙って受け止めてくれるのかと

 思ったら、何だか切ない。

 でもありがたやありがたや……。







このおひなさま、今のマンションに引っ越してくるまでは

ずっと実家に飾られていました。

当時の狭いアパートでは大きな箱をしまう場所が

なかったのです。

そのアパートに毎年飾っていたのがこの小さなおひなさま。

154_5429.JPG
 こちらはゆったりと福々しいでしょ。

 今の住まいでは、毎年玄関に
 
 飾っています。幅広顔(涙)の

 私にはとっても親近感のある

 おひなさまです。







飾ってしまえば1時間もかからないこと。

ちょっと億劫と思うこともきちんと続けることが

ボケ防止にもつながるかな。(笑)


それにしてもっ。

帰ってきたこなす。おひなさまを見ても、一言もないっ。

「あ、出したのね」

ぐらい、あったっていいんじゃないのお?


親の心子知らず。

かみしめました。


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