小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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 SLのシルエット、シックで

 素敵でしょう?
















 そしてこちらはかわいいSL。

 いっしょうけんめい走りそう♪

















 そう、ここはSLやまぐち号で

 おなじみの新山口駅。

 おなす&サリー、秋はまだまだと

 やってきました。











おなすさんが8年間過ごしたれんこん畑。

今回は懐かしさを巡る旅です。







 SLではなく、バスに乗りますわよ。

 案内所もこんなシルエット。

 いやはや、おしゃれになって

 びっくりぽん♪なのでした。













 山口県はガードレールが

 特産品の夏みかん色。

 山の緑に映えます。

 













 やってきたのはこちら。

 日本屈指の大鍾乳洞ですね。

 大正15年、昭和天皇が皇太子の

 御時、本洞を御探勝になり、

 この名前を賜ったのだそうです。










 おなすさんは二度目ですが、

 私は初めて。鍾乳洞そのものが

 お初なので、とっても楽しみ。

 もちろん今回もYouTubeで

 しっかりオベンキョしましたよ。










 旅先ではお互いの写真は残さない

 おなす&サリー。毎回登場する

 おなすさんの後ろ姿だけが旅の

 ささやかな記憶です。(笑)

 









 さあ、もうじきお待ちかねの

 映えスポットです。ガイドブックや

 動画で見ていたものが目の前に

 広がる瞬間、も、たまりません。












 秋芳洞の正面入り口です。

 巨大な岩の割れ目にぽっかり空いた

 洞窟があり、そこから滝のように

 地下水が流れ出しています。

 川の水はまっこと美しい

 エメラルドブルー♪








 見てください。この美しい

 ブルー。どこまでも青く、

 どこまでも透き通って。















 洞窟の中に入りましょう。

 カルスト台地「秋吉台」の地下

 100~200メートルにある鍾乳洞。

 中はとにかく広く、そして

 幻想的、神秘的♪










 どこぞのテーマパークのアトラク

 ションかえ?と思うほどの

 圧倒的なスケール。大自然の

 なせる業にただただ敬服。

 









 これは青天井。

 高さ30メートル、幅50メートル。

 入り口からの太陽光線が水面に

 反射し、水の青さが天井に

 写しだされて青白く見えます。









 暗がりから入り口を振り返ると

 美しい紅葉。冒険の前に

 ホッと癒やされましょう。















 シニア夫婦、行くなら今でしょ!

 ゴツゴツした岩肌を登ったり、

 鍾乳石の間をくぐり抜けたり、

 ちょっとした探検気分が味わえる

 コースです。

 






手すりや鎖はありますが、とにかく

滑りやすく、足場は悪いので

心して参りますわよ。









入り口で300円払って、まずは

懐中電灯を借りましょう。

そして必ず点灯を確かめること。

はい、YouTubeで予習した通りに進めます。






 まずは岩肌に打ち付けられた

 はしごを登っていきます。

 も、バッグが邪魔よお~!

 そして懐中電灯の明りが

 心許ないよお~!









中はほぼ真っ暗。

そして水がたまってとにかく滑る滑る。

登る岩肌も急なところがあって

結構冷や汗ものです。










冒険コースならではの見所もいろいろ

あったのですが、スマホ取り出して

写真撮って、なんて、あ~た、

怖くて怖くてできませんわよ。










というわけで画像は一枚もなし。

いえ、あることはあったのですが

どれもすべてボケボケ。

びびった証拠です。

それでも今回、経験しておいてよかった。

冒険コースから見下ろすことで、洞窟の

広さをより体感できましたしね。

本当に少しでも若いうちに

行っておくところは山積みです。






 通常の観光コースに戻りました。

 3億5千万年の奇跡、ゆっくりじっくり

 鑑賞しましょう。















 おお!

 これが有名な百枚皿ですね!

 水の波紋の端の泡立つ部分に

 石灰分が沈積し、波紋の縁の部分

 だけが長い年月の間に盛り上がって

 皿状になったそうです。







 名前と異なり、実際には500枚

 以上あるとか。それだけの数の

 大皿が並ぶ光景はまさに圧巻です。















 洞内富士。天井から流れ出る水

 から沈積した石灰分がいくらかの

 土を交えて下からだんだんと

 盛り上がったものを石筍といいますが

 これは洞内最大のものです。

 







 これは大松茸。

 いいないいな、これだけあったら

 何人で食べられるう?














 これは傘づくし。

 天井から無数の細い鍾乳石が

 垂れ下がり、まるで昔の傘屋の

 天井にぶら下げられていた傘の

 ように見えることから名付けられ

 たそうです。








 大黒柱。

 天井から伸びる鍾乳石と地面から

 盛り上がる石筍がついに合体して

 一本の柱になったもの。













 さあ、どんどん行きましょう。



















 
 目の前に現れたのは黄金柱。

 高さ15メートル、幅4メートルの

 巨大な石灰岩の柱。表面には

 装飾模様のような細かいヒダが

 刻まれています。








秋芳洞随一のシンボルと言われるほど

その存在感に圧倒されます。

まさに仰ぎ見るといった具合。

黄金色に輝くさまは必見です。

ちなみに黄金柱は愛称で、正式名称は

石灰華柱。歩く毎に学びますわ。







 
 黄金柱を過ぎて、黒谷支洞の

 トンネルを抜けると、正面に

 巨大な石筍が現れます。

 この厳かな雰囲気、その名も

 巌窟王です。










アレクサンドル・デュマの小説、

「モンテ・クリスト伯」から取った名前で、

高さは8メートル。





 巌窟王の頭上、天井の黒い部分が

 見えますか? ここから流れ落ちた

 水がこの王さまの正体。鍾乳石が

 3センチになるのに400年かかると

 言われているので、今の姿になるまで

 10万年以上かかったことになります。








まさに事実は小説より奇なり、ですね。

孤高の巌窟王。

押し殺した思いや迫力を感じるのは

小説の世界観のせいでしょうか。   







 くらげの滝のぼり。

 くらげが先を争って滝を昇る

 ような姿からこの名前がつけ

 られたとか。正式名称は

 滝状石灰華。やっぱりくらげちゃんの

 方が親しみやすいですね。









 こちらは龍の抜け穴。

 高い天井に向かって巨大な竪穴が

 できています。これは地上から

 落ちてきた雨水が流れ込んで

 いた痕。









この竪穴は今も現役で、大雨が降ると

雨水が滝のように勢いよく

流れ込んでくるのだそうです。

その様も見てみたいものですが

そうなると冒険コースの利用は

できなくなるので困る。

要は何度でも訪ねなさい、

ということですね。






 こんな暗い洞窟に植物!

 青々としていて、なんて健気。

 わずかな光でもたくましく育つ。

 見習います。













 ???マリア観音???

 子どものキリストを抱いた

 マリアさまです。

 










それにしてもこの名前、

日本人って宗教に関しては

本当に自由ですね。

昔、ある歌手がお寺で「アベマリア」を

熱唱して、マネージャーが

いいのだろうか?とヒヤヒヤしたそうですが

まあ、いいのね。(笑)






 さあ、この巨大な鍾乳洞の

 産みの親に会いに行きましょう。

 エレベーターに乗り込みますわ。















 黙食はおなじみになりましたが

 こんなのもあるのね。

 コロナ禍は新たな言葉も作り出して、

 それが常用語になるのが悲しい。













 地下から地上へ。

 一気に80メートル昇りますよ。

 言ってみれば地下16階ぐらいから

 スタートするわけですから、

 これってとてつもなくスゴイこと

 ですよね。









 明るい秋の彩りが目の前に。

 暗がりから地上に出た瞬間の

 コントラストは鮮烈です。

 













 エレベーターを降りて300メートル

 ほど歩きます。

















 さわやかな秋晴れの日。

 マイナスイオンを身体いっぱいに

 受け止めましょう。















 着きました。日本最大級の

 カルスト台地、秋吉台。

 この雄大な景観の立役者、

 石灰岩はおよそ3億5千万年前に

 南方の海でサンゴ礁として誕生した

 ものです。







サンゴ礁の大半は海溝から地中に

消えていきますが、秋吉台の石灰岩は

偶然生き残り、地上に現れたもの。

まさに白の奇跡なのだと

説明にありました。






 その奇跡が今、目の前に。

 私たちの存在も、また

 奇跡。そう、この世はすべて

 奇跡なのだと改めて思います。


















 

























































秋吉台は新緑の季節が見頃ですが

秋は一面のススキでまた風情があります。

何よりこの雄大さ!

どこまでも広がる大地。

見飽きることはありません。





 奇跡を愛でながら、ソフト

 クリームでひと休み。

 名物の夏みかんソフトです。

 ホント、ガードレールの色ね。










 なぜかシマエナガのおみやげも

 ありました。北の国の旅が

 なければゼッタイにスルーして

 いたはず。旅は雑学の宝庫。

 今回もまたたくさん学んでいます。

 








 紅葉はびっくりするほど

 鮮やかで。

















 柿もたわわに実り。




















 夏みかんも大きな実がたくさん。

 例の活動で大量のマーマレード

 をこしらえていたのを思い出します。

 あの日々は遠くなりにけり、だな。












 再び洞窟を抜けて元来た道に。

 目の前に広がる光はやっぱり

 うれしいものですね。














まずはお昼ごはんにしましょう。

しかしここでもコロナ禍の爪痕は

深く、閉店や破産に追い込まれたところが

たくさんありました。




 にぎやかだったのはこのお店

 くらい。ソフトクリーム専門店

 ですが……。















 その数、100種類!

 機械はどうなっているのでしょう。

 まさか100個、あるのお?














 石炭ソフト。

 そう、ここ美祢市の名産は

 石炭なのです。













今から約2億5千万年前

地球上のほとんどの生物が大量絶滅。

しばらくの間、生き物がほとんどいない

「死の世界」でした。









やがて小さな動物や植物が復活し、

次第に大きな生物に進化。

そうして出来上がった森林が

美祢市の石炭のもとになりました。

つまり、石炭は生命復活の黒の奇跡

なのだそうです。









そしてその森に生きていた昆虫などの

化石も近くの地層からたくさん

見つかっています。

たとえば……。



 この子ね。(^^;)

 アナタ、昔から生命力、

 ハンパないのね……。















 さてさて、お昼を食べる

 選択肢もないので、とりあえず

 入れるところで落ち着きましょう。

 

 











 名物の瓦そば。

 恋ダンスで人気のドラマが

 ありましたが、その中での

 エピソードに使われたのですね。

 早速、確かめましたばい。(笑)










熱した瓦の上に茶そばと具材をのせて

温かいめんつゆでいただきます。

1877年の西南戦争の際、兵士たちが

瓦を使って肉や野菜を焼いて食べたのが

由来だそうです。








山口には瓦そばの名店がありますが

どこも私たちにはアクセス上無理。

今回はお土産物屋さんの食堂なので

瓦ではなく鉄板、それも熱々という感じでは

ありませんでしたが、このご時世、

生き残ってくださっただけでも

ありがたいことです。

これはある意味、緑の奇跡? (^_^)v





 こちらも名物のざるごぼう。

 秋吉台の特産品、美東ごぼうを

 練り込んだ麺に、同じく

 美東ごぼうの唐揚げがこれでもか!

 と、どっさり。







ごぼうの香りを楽しむために

つゆには薬味は一切入れません。

とにかく身体に良さそうなメニューですね。









ごぼうは砂地や火山灰の土地で

育てるのが一般的ですが、

ここ秋吉台では粘土質の赤土で

作られています。

カルスト台地特有の地形や水はけの良さ

もあって、美東ごぼうは柔らかく

香りのよいものに仕上がるのだとか。

ごぼう茶はかなり前から人気ですが

いずれごぼう麺も日常的に

食べられるようになるかもしれませんね。
 


 


 こちらのお店にあったもの。

 まさにその通り。

 深く納得です。















 美祢市といえばアンモナイトも

 有名ですね。
















 こんなかわいい子もいれば。



















 コミュニティバスもあります。

 その名もあんもないと号。

 今回の忘れ物です。













 おなすさんが、「なんでどの家も

 屋根にシャチホコが乗ってるの

 かなあ」と。そんな時は

 グーグル先生に聞きましょう。












 ふむふむ。これは防火の

 おまじないなのですね。

 シャチは魚、水に関連が

 あるからだそうです。

 にゃるほろ。










 駅の自販機、まあこんなのも

 あるのですね。冬になったら

 凍えるホームでも暖まりそう。












夕食はなつかしのれんこん畑。

このブログに何度も登場した、和洋中

なんでもござれのスーパー料理長の

レストランです。




 向かう電車を待ちますが、

 なんて寂しいの!















 待合室はコレですよ。

 おなすさん、8年間、ホントに

 お疲れさま、としみじみ。













 一時間に一本。

 ようやく来ましたわ。















 車体には蛍ちゃん。

 蛍の季節には府谷ほたるまつりへ

 誘うほたる列車が走ります。

 今年は無事、6月に運行したよう。

 めでたしめでたし。








 さあレストランに向かいましょう。

 駅は新しくなっていましたが、

 ほかはあまり変わらないかな。















 れんこん畑はお金がないので(!)

 街灯があまりありません。

 懐中電灯片手に犬の散歩をする

 人をよく見かけたものです。

 冒険コースじゃないのにねえ。(^^;)

 




しかしレストランは健在!

11年ぶりの再訪、一番好きだった

和洋折衷コースをいただきます。




 まずは八寸。

 紅葉のにんじんに鶴の大根、

 れんこんも小芋も美しく

 包丁が入れられています。



 







 松茸の土瓶蒸し。

 しみじみ美味。リフォームの際、

 土瓶蒸し用の器を処分して

 しまったことを激しく後悔。












 お造りも新鮮。

 日本酒が飲めたなら、と

 思います。














 これはフランス風エビチリ。

 エビマヨと言ってもいいような

 こっくりとした味わい。

 とってもおいしかったです。













 そしてステーキ、赤ワインソース。

 添えのじゃがいもは甘い味つけ。

 一瞬びっくりしましたが、お肉に

 よく合いました。












 シメは土鍋で炊いた栗ごはん。

 お茶碗にてんこ盛りです。

 こういうところが気取らなくて

 いいのですよね。












 そして日本茶。

 「コーヒーも出るんですけど

 ね~♪」と、陽気なスタッフさんが

 運んでくれました。

 さすが和洋折衷♪










 レアチーズケーキと塩バニラの

 アイスクリーム、そしてレモンの

 シャーベット。予告通り(笑い)、

 熱々のコーヒーもいただいて

 大満足の締めくくりでした。







相変わらずのお手並みに

さらにびっくりしたのは

11年前と値段が変わらないこと。

11年ですよ!しかも何もかも物価高騰の折に!









スーパー料理長にはお会いできませんでしたが、

この変わらぬ内容に安堵しました。

コロナ禍にあっても、このお店は

安泰ですね。






 ここもおなすさんと来た

 居酒屋。あいにくの定休日でした。

 それでも存在しているだけで

 感謝。いつかまた来ますね。









れんこん畑をあとにして

宿のある広島へ。




 なんとこの日から平和大通りで

 広島ドリミネーション2022が

 開催されていました。

 「おとぎの国」をテーマに

 約140万個の電球が大通りを

 彩ります。








 一番人気のシンデレラ城。



















 シンデレラといえば、かぼちゃの

 馬車。でもこれは誰でも

 乗れますわよ。さあ、お馬さん、

 オバサンを舞踏会に連れて

 行って~♪










 甘いものが食べられる

 スタンドもあって。

















 テーブルと椅子もケーキ!

 映えますねえ。

















 このイルミネーションは

 中に入っていけるのがうれしい。

 どこを見上げても、見渡しても

 煌めく世界が広がります。














 しばし眺めてください。











































 大きな銀杏の木にイルミ
 
 ネーションを施したもの。












 中に入って見上げるとこんな

 素敵な景色が広がりました。
















 広島ですからね。

 もちろんこちらも。


















 ありますわよ。
















この日は陰と陽をいろんな趣で

満喫しました。

明日はどんな景色が待っているでしょう。

楽しみに待ちます。
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