小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
朝、起きたら見事な晴天!
さあ、腹ごしらえして
とっとと(笑)出かけますわよ。
朝ごはんは八戸名物のバイキング。
ねぶた漬け、イカの三升漬け、
リンゴジュースの飲み比べなど
賑やかでした。肉団子の甘酢あん
にはリンゴが入っていましたよ。
ホテルで目についたのがこの
鮮やかな八幡馬。八戸は馬の
名産地で、もともと邪気を払う
神聖な動物として崇められて
いたそうです。それが縁起の良い
置物になっていったのですね。
駅にもありました。
日本三大駒の一つなのですって。
早速オベンキョ。えっと
この八幡馬と宮城の木下駒、
そして福島の三春駒。
知らなんだ知らなんだ~。
おなすさんは現代の馬(笑)に
夢中。線路が見下ろせる
場所はですね。
近未来的なマッサージチェアが
あるところです~♪
おなすさん曰く、新幹線を
真上から見られるなんて、めったに
ないよ!と。そうなのね、
じゃあ見とかないとね。美しい
グリーン、はやて、かな?
青函トンネル、思い出します。
八戸はおなじみでしたが、この
表示のように、なんと一戸から
九戸まであるのですね。今は
四戸だけないそうですが、その
理由は? 今回の旅の宿題です。
新青森駅に着きました。
まあ銀の鈴ならぬリンゴの鈴。
こんなところで待ち合わせ
したいわ♪
朝いちばんのお楽しみはココ。
12年前の春、嵐メンバーが
それぞれ日本再発見の旅に
出たのですが、大野くんが
訪ねたのが青森でした。
その時、この美術館へも
足を運び、すでに交流のあった
奈良美智さんの作品を満喫。
その中に私も見たい!と
望んだものがありました。
それがこのあおもり犬。
幅6.7メートル、高さ8.5
メートルの真っ白で巨大な
ワンコちゃんです。これは
屋内から見たところ。餌のお皿は
花壇になっています。
外に出てみましょう。
朝早いのでまたも思いのまま♪
青空をバックに白いワンちゃんの
美しいこと。
も、激写しちゃうもんね。
こんなアングル、どうざんしょ?
こんなトコからも~!
後ろ姿もパチリ。
首、疲れませんかあ?
12年越しの夢が叶いました。
ありがとう、あおもり犬ちゃん。
次は冬。真っ白な雪の王冠を
戴いた姿が見たいです。
ところでこのあおもり犬、
どうして半分、埋まっているのでしょう?
ヒントはお隣のココにあります。
興味のある方はぜひ調べて
みてくださいね。しかし何という
ことでしょう。さっきまで青空
だったのに、強風が吹き始めたと
思ったら突然の大雨に!
三内丸山遺跡はほぼ屋外展示なので
もはや見学は無理。
かくして忘れ物はもうとんでもなく
増え続けるのでした。
まあ、青空のあおもり犬ちゃんを
独占できたのですから、それで
よしとしなくてはね。でも
グヤジイから、ポストだけでも
撮っておきますわ。
そうそう、青森県立美術館には
奈良美智さんの作品が170点余り
収蔵されていますが、今年の4月から
一般人の私的利用目的に限り、
そのすべての撮影ができるようになりました。
作品により親しんでほしいという奈良さんの
思いから実現したものですが、本当に
うれしくありがたいことですね。
私も存分にカシャカシャさせていただきました。
ネタバレになっては映画と同じで
新鮮味も面白みもなくなるので
ご紹介はやめときますわね。
最後にこのラブリーワンちゃんに
癒やされてください。
映画と言えば、この美術館には
今、大人気のウルトラマンの貴重な
展示もありますからね。
もちろん、棟方志功やシャガールなどなど
見所満載なので、ぜひ訪ねてみてください。
青森駅に戻ってきました。
青森なのだから(笑)この日も
アップルパイ。ハートのパイは
サツマイモのクリーム入り。
もう一つはショソン・オ・ポム。
ショソン・オ・ポムは
直訳するとリンゴのスリッパ。
あらま、じゃあ、もう片方、要るわね。(笑)
ハートのパイは生リンゴを焼き込んで、
スリッパ(笑)は煮リンゴ。
どちらもおいしくて、温かいコーヒーと
ともに楽しみました。
そうそう、メニューもカワイイ。
リンゴマークがズラリ♪
今、気がつきましたが、
紅玉茶にすればよかった!
忘れ物、すでにいくつだべか。
さて、ここ青森ではポストにも
ねぶた! お祭は宿を取る
ことすらムズカシイので、せめて
ねぶたを見て、満足しましょう。
大型ねぶたが常設展示されている、
ねぶたの家 ワ・ラッセです。
金魚ねぶたがお出迎え♪
体験コーナーではタッチパネルで
自分好みのねぶたの面が
描けます。小学生ぐらいの男の子、
迷いなくどんどん進めて。
こうなりましたわ。
おぬし、なかなかやるのお。
毎年8月に行なわれる青森ねぶた祭。
詳しいことは知らなかったので
ここでもオベンキョ。
国指定の重要無形民俗文化財。
起源には諸説あるものの、七夕まつりの
灯籠流しと「眠り流し」の風習が
合わさったという説が一般的だそうです。
「眠り流し」というのは、農繁期前の夏に
農作業の敵となる睡魔(厄災)を
追い払う風習として全国的に見られるもので
「ねぶた」という言葉は、眠り流しの
「眠り」がなまったのだとか。
ちなみに弘前では「ねぶた」ではなく
「ねぷた」と言いますが、これも
同じことのようです。
案内板の中国語表記で
ねぶたが睡魔となっていた
理由がよくわかりました。
目が覚めましたわよ。(笑)
6日間で約280万人を動員するという
青森のダイナミックな夏祭り。
コロナ禍ゆえ、ここ2年は
中止となってしまいました。
ねぶた師の方々はねぶたを制作することで
生計を立てているので、祭が中止になると
大きな収入源を失ってしまいます。
そこで2020年、立ち上げられたのが
ねぶた師さんたちを支援するための
クラウドファンディング。
この企画のもと、ねぶた師さん14名全員が
合作でひとつのねぶたを制作したのです。
コロナに負けず、みんなで力を合わせて
ねぶたを作る。人間の底力の見せ所ですね。
その特別ねぶたです。
ねぶた師一人一人が一体ずつ
制作したねぶたが一台の
ねぶたとして組み合わされて
完成しました。
題材は薬師如来と玄奘三蔵、
そして十二神将軍です。
中央の薬師如来は第6代ねぶた名人の
北村隆さん制作。
そして、こちら中央の玄奘
三蔵は第5代ねぶた名人の
千葉作龍さんの作品です。
薬師如来と玄奘三蔵を護る
ように12人のねぶた師が制作した
「十二神将」を配置するという
構図。通常の大型ねぶたとは
違って、正面と送り(後ろの部分)
という概念をなくして……。
360度どこからでも楽しめる
ねぶたになっています。
コロナ禍にあっても、伝統と
技術を守り、新しい可能性も
生み出して、人間って本当に
素晴らしい!
この言葉。
青森の方々にとって、ねぶたは
暮らしていく上で欠かせない
存在なのだということがよく
わかります。
こちらはねぶた師史上初の
女性ねぶた師北村麻子さんの
作品。「雷公と電母」です。
昨年の青森ねぶた祭代替イベント、
「心に灯せ ねぶた魂」で
金賞に輝きました。
雷公と電母は雷電を司る神。
作品の場面は、この世に蔓延し、
人々を苦しめる疫病を罪人に例え、
それを見つけ出して懲らしめる
雷公と電母の姿を描いているそうです。
コロナ禍の今だからこそ、作り出された
ねぶたですね。
送りにはあどけない赤子や
幼子の姿。雷公と電母のご加護
によって、1日も早く子どもたちが
安心して暮らせる世界になります
ように。そんな願いが込められて
います。
北村麻子さんは北村隆さんの娘さん。
親子して、今年はそれぞれどんなねぶたを
制作するのでしょう。楽しみです。
それにしても初めて見る
ねぶたはド迫力そのもの。
高さ5メートル、幅9メートル、
奥行7メートル、重さは4トン!
ただただ圧倒されます。
そんな大型ねぶたがキラキラと。
祭で運行を終えた後は、ここ
ねぶたの家で1年間展示、そして
解体。その一部は照明器具や
インテリア雑貨として、新たに
生まれ変わっているそうです。
ねぶたは角材(木)で支柱を
作り、針金で形を作って
いきます。これがそのねぶたの
中味ですよ。
内部に電球を配置(その数800~
1000個! 電源となる発電機の
重さは1.3トン!)したら、
和紙を貼り付け、墨書き、ろう書き、
色づけと完成まで3ヶ月かかります。
本当に大変な作業。
この技術が脈々と受け継がれます
ように。
それぞれのねぶたを見ると、制作者(ねぶた師)
による特徴や作風の違いがよくわかると
言いますが、初めて見る私には
ちょっとむずかしかったです。
毎年毎年、見続けていれば自ずと
わかってくるのかもしれませんね。
青森の方々はねぶたにリンゴ、
違いのわかるお人ばかりなのでしょう。
虎ちゃんも大迫力♪
今年はあなたさまの年ですねえ。
おなす&Tちゃんの干支でも
あるので、しっかりパチリ♪
重さ4トンのねぶたは人力で
引っ張ります。約30名の成人
男性が前・後・横につき、
誘導の指揮をとる扇子持ちの
指示に従って、動かすのです。
この重さを支えるために、大型
車両用のタイヤと車軸が
使われています。華やかなねぶたは
こうして町中に登場するのですね。
ショーが始まりました。
囃子の生演奏とハネト(勢い
よく跳ねる踊り子)の
体験ができます。
「ラッセラ-」のかけ声を上げながら
ねぶたとともに町中を練り歩く(跳ねる?)
ハネト。私たちも「ラッセー、ラッセー、ラッセーラー!」
と、片足で二度ずつ跳ねてお祭り気分を味わいました。
時間はわずか1分。それでも結構くたびれたのに
祭本番は2時間続くのですからね。
きっと、もう興奮状態になって、エンエンと
跳ねられるのかもしれません。
いつか参加できる日のために、足腰は
今以上に鍛えておきましょう。 (^_^)v
ねぶたの家の入り口に置かれた
リンゴのねぶた。千葉作龍さんの
「Crazy Apple」です。千葉さんは
このほど現役引退を表明しました。
ねぶた師として56年間、歴代最多の
156台を制作されたそうです。
精も根も尽き果てるような大変な
ねぶた作り。
長い間、お疲れさまでした。
あの白い小屋がねぶた制作現場の
ねぶたラッセランドです。制作
過程から完成まで見学できます。
足繁く通ったら、祭当日が格別に
なりそうですね。
今年、3年ぶりに開催される
青森ねぶた祭。ねぶた師さんたちは
あの白い小屋でどんな思いで
制作に励んでいらっしゃること
でしょう。今年の夏は青森ニュース
に釘付けになりそうです。
ねぶたを満喫したら、お昼ごはん♪
お料理が届くまで津軽弁を
習いましょう。う~ん、
なかなか手強いですわよ。
じゃっぱ汁。「じゃっぱ」は
「雑把」という意味で、普通は
捨てられてしまう魚の頭や骨、
内臓のこと。この日はタラ。
野菜といっしょにお味噌汁に
なっています。
貝焼き味噌。帆立の貝殻を
鍋の代わりに使います。
味噌味で煮た帆立を卵で
とじたもので、お酒にも
白いごはんにも。
おなすさんはイカ刺し定食を
頼んだのですが。
まるっきり見えませんの。
ねえ、おいしい?
それでも眺めは最高です。
相変わらず雨は降り続いて
いますが。
津軽海峡フェリーが見えます。
次はアレに乗って、函館
再訪といきますか。
帰りは行きと同じく、プロペラ機の
ボンバルディアちゃんです。
ありがとう、青森♪
また必ず来ますね。
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