何ともエキゾチックな箱でしょう?
光沢のある布張りに同色の
房飾りがついて。
中にはなつめやし。
デーツと呼んだほうが私には
なじみがありますが。
蓋にはアラビア文字。
いったいどういうルールで
書くのでしょうね。ちょっこし
なぞってみたくなります。
夕べ、日付が変わる頃、おなすさんが
無事、出張から戻ってきました。
今回は初めての中東、サウジアラビアでした。
新型コロナウイルス、MERSが大流行という
情報があったので、いつもより余計な心配が
ありましたが、何とか元気に帰ってきてくれて
一安心です。
これはおなすが持ち帰った現地の
新聞。気温情報なのですが
わかります?
コレ、最高気温と最低気温なので
ございますのよ!
移動はタクシーとはいうものの
乗り込むまでの間はドライヤーの熱風で
直撃されているような感じだったとか。
さらに砂嵐も半端なく、人間の住めるところではないと
体中で実感したそうです。
自然環境だけでなく、戒律も含めてすべてに
厳しい国ですから、そういうところでは
宗教なくしては生きていけないのでしょうね。
新聞には一日のお祈りの時間も
載っていて、おなすさんも日に何度となく
コーランのお祈りの時間を告げるアナウンスを
耳にしたそうです。
温暖化の影響でいろいろと狂ってはきたものの
それでもまだ日本には四季があって、穏やかな気候で
宗教に関しては無節操。私たちはなんと
恵まれた地に暮らしているのでしょう。
本当にありがたいことですね。
それでもサウジの人たちは皆さん、真面目で
人情味にあふれ、おなすさんはとても
心地がよかったそうです。
私たちには想像もできないような過酷な
環境でも、サウジの方々にとっては日常。
祈りに支えられているとはいえ、人間としての
生きる力は私たちよりはるかに強靭なのでしょうね。
人間ってすごいな。
自分が弱っちいだけに、紫の箱を眺めながら
うれしく感動したサリーなのでした。
料理と雑貨屋巡りが大好き。