小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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「しもつかれ」

ってご存知ですか?

北関東地方に分布する伝統の

郷土料理で、初午の日にこしらえて

お赤飯といっしょに稲荷神社に

お供えする行事食なのですって。








なんでも栃木県日光市では毎年二月に

全日本しもつかれコンテストが

開催されて、しもつかれの鉄人を

決めるのだとか。







このしもつかれ、おなすパパの好物で

毎年おなすママが作っていたそう。

おなすさんは食べたことがないのですが

なぜか興味シンシン。

数年前のバレンタインにも

「チョコもいいけど、今年はおやじに

 しもつかれ、作って送ってもらえないかな」

なんて私に頼んだほどです。







でもね。お断りいたしやしたわ。

だって食べたことがないものを作るって

あまりにも無謀。

それもまるで想像できない領域の郷土料理

ですからね。







さらにおなすママの思い出の味を

ヨメのいい加減手探り料理で

台無しにするのも、ねえ?








とはいえ、毎年食べてみたそうなおなすなので

今年ようやく初トライしてみましたわ。

今日はまさに初午ですしね。

IMG_3508.JPG
  ゼッタイ必要なのはこの

  塩ジャケの頭!
  
  これを5、6時間煮て、骨まで

  柔らかくします。圧力鍋が

  あったら簡単でしょうね。

  でも今、私持っていないの。





続いて大根とにんじんを鬼おろしで

おろします。

鬼おろし、母のところにあったはずが

断捨離でなくなっていました~。

IMG_3540.JPG
  で、フープロの鬼おろしカッターで。

  これがあっていがった~。

  大根一本、あっという間です。











IMG_3547.JPG
  あとは油揚げ、節分の残りの豆、

  酒粕を加えてひたすら煮込みます。

  味つけは醤油とみりん、レシピに

  よっては酢が入ることも。









しもつかれは歯にしみるほど冷えたものを

熱々のお赤飯といっしょに食べるのが

決まりなのですって。

IMG_3553.JPG
  こんな感じですかね?

  おなすよ、一応できたばい。













それにしても……。

大鍋いっぱいのしもつかれ。







北関東の方々には申し訳ないのですが

粕が苦手な私にはちょっと……。

匂いもビジュアルもちょっと…。







それでも家庭の数だけ自慢のレシピが

あるのですから、きっとおいしいのでしょうね。

冷たく冷やしたり、お酢をかけたりしたら

また食べやすくなるのかも。








いろいろ工夫して、新しい食文化の

理解に努めますわ。

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お久しぶりです
びっくり!!
サリーさん、しもつかれ!!
よくぞトライなさいましたね!

<新しい食文化の理解>に努めたいとは思いますが・・・
私20数年前まさにこの時期滞在中に、曾祖母と作ったことがあるんです・・・・
あちらでは、最初に塩ジャケの頭を酢で煮るのですよ、柔らかくなるまで数時間・・・・
その時点で私はアウト!
味見程度には頂きましたが・・・・
おなすパパの好物であるとは、私も伺っています。
H君の実家では、大量制作したものを小分けに冷凍するそうです。好物がいつでも食べられますから・・・あ
鬼おろし~我が家にはあります。未使用ですが。。

こなすちゃん
頑張ってますね。
学業が厳しい時期の一人暮らしは、本当に大変。。
でも きっと
<あの時期を乗り越えたのだから>と思う時が来るのですよ。
北の国からもエールを送りましょう!
SNOW 2013/02/09(Sat)18:03:02 edit
待ってましたぜ!(笑)
うふふ。

ゼッタイSNOWさんから速攻コメントが
来ると踏んでいた確信犯サリーですの。

本当はいつものようにSNOWさんに
呼びかけるスタイルで書こうかと
思ったのですが、このコメントが
楽しみで~。  ←  ホント、愉快犯?

まあでも思った通りですわ~。

Hさんのご実家では今頃冷凍庫に
しこたま入っていらっしゃるわけですね。

うちも冷蔵庫に大鍋入れっぱなしです。

材料とガス代のコスパを考えると
捨て魔サリーといえどもちょっと……。

参考までに母にも持っていきましたが
どうなっていることやら。

Hさんご自身は郷愁はないのですか?

鬼ヨメサリーは、新しい食文化の理解などと
偉そうなことを言っておきながら、おなすには
「も、二度と作りません」と宣言いたしましたの。
ああ、本当に北関東の皆さま、ごめんなさい。

ちなみにおなすの実家では大根おろしは
いつでも鬼おろしでおろしてました。
薬味に出てきた時、「なんて粗いの?」と
これまた異文化にびっくりしたものです。

こなすは今また踏ん張り時。

ああ、SNOWさん、本当に娘のところに
飛んでいって、温かいお風呂とゴハンと
弱音をただ聞くのみの存在を提供してやり
たいですね。

これは決して甘やかしではないですもの~。

まあ親が無力さを感じれば感じるほど
子はたくましくなる……。
そう願うのみです。



【2013/02/11 16:07】
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