「今」を見る♪

朝、おなすさんを見送り、

残りの片づけをすませると、

私も帰る時間です。


家というのは不思議なもの。

引っ越してきた当初は、古くて汚くて

どうにも馴染めない、そんな

れんこん畑の部屋でしたが、

６年の間に、人の温もりが伝わるのか、

今ではそれなりに住みやすい空間に

なってきました。



住人である、おなすさんの暮らしぶりも

大きいのでしょうね。


まずは自分の置かれた環境を

好きになること。


そして、もっと好きになるために

会社だけでなく、地域とのつながりも

大切にすること。



余計なことを考えるヒマを作らないために、

休みの日はランニングに始まって

箇条書きにした予定を黙々とこなすこと。



先でもなく、後でもなく、

常に今に集中する、

おなすさんはそれを実践しています。


　おなす花壇には、気の早い

　ヒマワリが咲いていました。













　花壇の脇には仕込み中らしい

　ポットがずらり。

　ホントに、あと何年ここにいるのか、

　なんて考えていないですね。









　　冷凍庫には野菜を軽く炒めたもの

　　が小分け冷凍。おなすさんには

　　いまだに結構な時間を取るそう

　　ですが、これもまた独りの休日を

　　淡々と過ごすにはうってつけの

　　作業なのだとか。







　新婚当時使っていた夫婦茶碗。

　今はれんこん畑で使っています。

　また追っ付け、このお茶碗で

　ご飯を食べに来るわね。








れんこん畑を後にする時は、いつも

後ろ髪を引かれるような思いですが、

夜、真っ暗な部屋に帰るおなすさんの

侘しさはそれ以上。



でもこんな思いを重ねた分は

決してムダにはなっていないはず。



そう信じて、私も「今」を生きましょう。