小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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東京出身の私。

父が亡くなって実家がなくなってからも

おなすパパのおうちに里帰りするたびに

東京に遊びに行っていたせいか、

こなすは東京が大好き。

この気持ちはハンパではなく、

ついに「東京に行きたい!」と

宣言するようになりました。


内部進学で大学まで行けるという

ラクチンな道を捨ててまで、

東京に行きたいがために外部受験を

めざすと言うのです。


何事も娘の意志を尊重するおなすさんは

大賛成。

私一人ずっと反対していました。

だって一人娘。遠く離れた東京にやるなんて

心配で心配で。


でも、彼女の人生。

私の勝手で縛り付けることはできません。

で、ようやく覚悟を決めて、昨日

「こなすちゃんを応援します」

と宣言しました。


しかししかし。


マグネットだったこなす。

私の帰りが5分遅れただけで

ドアの前でシクシク泣いていたこなす。

中学一年まで私の膝に座っていたこなす。



それがそれが。

どーしちゃったのーっ!!!


こなすのいない生活を思っただけで

いつでもどこでも涙が溢れてきて

困っています。

今だって……。


毎日、私より多い洗濯物やアイロンかけに

ぶうぶう言っていたのも、もう言えなくなるんですね。


そして甘いパンやお菓子、おべんとを作ることも

なくなって、私のブログも記事にすることが

あるのだろうか、なんて思ってしまいました。



もちろん、合格してから、の話であって、

皮算用もいいところなのですが、

それでも万が一にも受かったら…と思うと

ああ、また涙が止まりません。


「絶対彼氏」のロボット、ナイトだってリイコちゃんを

応援したじゃないの!←おいおい(汗)

西の魔女だって、あんな寂しい山の中で

たった一人、きちんと丁寧に暮らしていたじゃないの!

そして、去年二人の子供たちを残して逝ってしまった

友だちのことを思えば、私の悲しみなんて見えないぐらい

ちっぽけなものじゃないの!


あれこれ考えて自分を奮い立たせようとはしていますが、

今しばらくは無理ですね……。


今日は個人懇談。

つい涙ぐんでしまった私に、同い年でやはり一人娘さんを

お持ちの担任の先生は、

「お母さんの気持ちは痛いほどわかります」

となぐさめてくれました。


応援すると言ったのに、こなすの前でもついつい

泣いてしまっている私。

これではこなすの決心も鈍ってしまいますよね。


ああ、強くなりたい。

「頑張って行っておいで! あたしゃ、いつでもここで

待ってるよ!」

とこなすに言ってやりたい。


それでもすっかり泣きのツボにはまってしまって、

歩いていても、スーパーで買い物していても

気がつけばポロポロ。


母には

「サリーさんとこ、最近ちっともご主人見かけないし、

ついに離婚したのかしら?なんて思われちゃうから

やめなさい」

なんて言われてます。


確かに炎天下、汗のほかに涙をしたたらせている

おばさんはちょっとコワイ。


ホント、合格したら、の話であって、落っこちたら

まだまだいっしょ!でドエリャー恥ずかしいお話に

なってしまうのですが。



でも落っこちることを願うような情けない親には

なりたくない。でもつらい。

このジレンマは当分続きそうです。



お恥ずかしいお話、お聞かせしました。

読んで下さったら、即刻忘れてください。(笑)


 

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夏真っ盛り♪
サリーへ
ご無沙汰してます。
私は昨年に引き続き今年も仕事で忙しくて、久しぶりに自宅へ戻ってブログをのぞいてみたら・・

ふふ、私長くチョンガー過ごしておりますと、サリーの悩みはと~っても羨ましく思います。

やっぱり、1人くらい生んでおけば良かったかな?
な~んて思ったりすることもあるんだから、サリーからすれば驚くでしょ?

真摯に葛藤して泣いて笑って前に進んでいけば、いつかはと~っても良い思い出になりますよ。というのが、私の持論ですけど、本当に他人には言えることですよね。私は、本当に残念ながら、自分の子供がいないので、そういった意味での喜怒哀楽が生じえません。

その分、ゲストの対応に喜怒哀楽を感じながら、それでも後になれば、人間同士のことですから、良い思い出にしています。

時間が経つと、泣くほどのことも、単純な私はなんだか全て良いほうに考える性向にあると思える昨今です。

こなすちゃんは、親の気持ちよりも、自分の人生に向かうことに真っ盛り、まさに夏そのものなんでしょうけどね。(自分も本当にそうだったんだと最近つくずく思いますー汗ー)

ミミ
mimi 2008/07/25(Fri)22:34:02 edit
無題
ダメ母の私でも思わずもらい泣きしちゃった。
でもね。もと家出(?)娘の私として言えることは。
一つ目。こなすちゃんが自分で考えて実行に移せる、しかも険しい道も敢えてチャレンジしようとする立派な女の子に成長したことに拍手喝采です。ダメ母にダメ娘の我が家からみるとホント羨ましい
二つ目 親の愛情に絶対の信頼をおいているからこそ、子供は夢に向かって羽ばたいていけるんだよ。
三つ目 離れたら、お手紙とかメールとか、帰省したときの感激とか、訪ねて行く楽しみとか、きっと新しい楽しみが見つかると思う。「○○のレシピ送ってよ」といわれて、作ったのクールでおくちゃったりして。
そして四つ目、こなすちゃんも一時離れることで家庭とかお母さんについて再認識できると思う。

私は姉に続いてさっさと18で家を出ました。最後まで受験勉強なんてやめて地元の短大に行ったら?って言っていた母。「私の夢を潰す気?」なんて思っていたけど、それでも応援してくれて進学が決まると一所懸命旅立ちの用意をしてくれた母の姿を思い出すと胸がいたみます。「今頃何よ!!」ってお空の上で笑ってるでしょうね。
お空に行っちゃっても、相変わらず母は母で娘は娘です。
寂しさは幸せの裏返し。
頑張れ!!
ukkari 2008/07/28(Mon)16:13:27 edit
きらきらと
光り輝く道に こなすちゃんが足を踏み出していった ということですね。何よりそんな決断をしたこなすちゃんに拍手喝采、新しい世界に飛び込もうという決断は それに至るまで様々逡巡したに違いありません。カラダは華奢でも精神は逞しく育ったでは在りませんか、素晴らしい!

が、サリーさんの今の気持ちよ~~~~くわかりますよぉ
ン年前の私ですもの。
毎月ステキなお洋服を買ってあげよう に始まりあの手この手で散々懐柔作戦敢行、見事撃沈。。
かの地に行ってからも、二日メールがなければ地元警察に捜索願提出、と言い続けましたが、あげく、ちょっとやそっとでは行けないもっと遠いところまで行ってしまったのは、サリーさんもよくご存知ですよね。

あの1年で漸く私もハラを括る事ができました。
近場でも遠くでも家を出たらば同じこと。
気がかりならパパッと訪ねていけばよし。。と思えるようになりました。

何より、夢と希望に満ち満ちてきらきらしている姿を見ることは 親にとって何にも代え難い喜びです。
本人が決断した以上は、もぅ しゃ~ないです。
諦めるしかありません。。
サリーさんだって重々分かっているんですよね、でもでも心揺れますよね、分かります分かります。
snow 2008/07/28(Mon)17:53:00 edit
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