小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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李朝22代国王、正祖は父親のお墓を

楊州から水原郊外の華山に移しましたが、

そこに遷都したいと考えたそうです。










まずは城郭が1796年に完成、しかし

遷都直前に正祖が病死したため、

城郭だけを残し、遷都計画は中止に。

水原は幻の首都となったのです。












その城郭も日本統治時代と朝鮮戦争で

多くが破損。1975年から保守、復元して

1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。

韓国を旅していると、日本がどれだけの

宝を破壊してきたことか、痛感する場面に

出くわします。













過去は無理でも、未来は変えられる。

もうどこの国の文化も損なうことの

ありませんように。

ただただ願います。














 八達門。

 華城の南門で、観光はここから

 始まります。
























 見えますか?

 あの赤いのが「華城列車」です。

 これに乗って観光することも

 できますが、おなす&サリーは

 ここでも徒歩なのよ。(笑)
















城壁は周囲約5キロ。

観光しながら一周すると2、3時間かかり、

アップダウンもかなりあります。

歩くのはいいけれど時間のない私たち。

とりあえず1キロ先の北門、長安門を

めざします。












 長安門。城郭の正門です。

 その昔、王が首都・漢陽

 (現在のソウル)から水原に

 入城する際、この門を通って

 いたことから正門となりました。




















 門をくぐると天井には

 色鮮やかな龍が描かれています。


























 さあ上りましょう。



























 美しいですね。





























 しかしお城の階段っていずこも

 ドエリャー急ですね。

 昔の方々の足腰、素晴らしい♪























 城壁に沿って歩きます。

 夕暮れ時も素敵なのですって。
























 華城を眺めながらくつろげる

 カフェもたくさんあるようです。
























 あ、向こうの白くてまあるいの、

 見えますか?

























 別のところからの一枚。

 これはフライング水原。

 高さ23メートル、幅22メートルの

 ヘリウム気球で、最大20名まで

 乗ることができます。

 昼間も素敵ですが……。

















 夜間、ライトアップされた華城を

 上空から眺めるのは最高の時間

 ですね。また忘れ物、取りに

 来ます。

 

















 さあ続いては華城行宮に

 行ってみましょう。正祖大王は

 城郭を築造する際、この行宮も

 設置したそうです。韓国の行宮の

 中でも最も規模が大きく、美しいと

 言われています。






















 現在は韓流の中心地として、

 「宮廷女官チャングムの誓い」、

 「イ・サン」、「王の男」などの

 ロケ地でもあるそうです。





















 韓国の松は日本のそれとは趣が

 違いますね。しかも笠のランプが

 提げられていて、素敵。

 灯が点った姿も見てみたいです。




















 新豊楼。二階建ての楼門で、華城

 行宮の正門です。


























 まあすぐにこの方々がいらっしゃい

 ました。チャングムとミン武官。

 実は私、このドラマはまだ観ていない

 のです。母でさえタイトルを知っている
 
 名作。これは拝見しなくてはね。






















 あらま、記念スタンプも

 重厚ですね。まるで王さまの

 玉璽のようです。

























 巨大な赤い花が動いています。

 その名も「Breathing flower」

 本当に生きているよう。

 動画でなくてスミマセン。(^^;)






















 老来堂。

 正祖大王が王位から退いた後、

 老後の暮らしを夢見て建てた

 ものだそうです。49歳で崩御

 されたので、見果てぬ夢に

 終わったのでしょうか。















 山道を登っていきます。



























 この山の上には……。



























 未老閑亭。

 正祖大王が名付けた東屋です。

 老来堂で隠居生活を送り、この

 東屋でのんびりくつろぎたい。

 そんな願いが込められています。

















 東屋からは行宮が一望できます。

 恐れ多くも、正祖大王の夢を

 多くの旅人が叶えていますね。






















 美しい花が見えます。





























 中は厨房です。

 正祖大王の母親の還暦祝いと

 父親の墓前のお供え物の

 準備に使われたそうです。

 さぞかし大がかりだったこと

 でしょう。

















 ここにも巨大な赤い花。




























 洛南軒。

 正祖大王はここで特別科挙試験と

 養老宴を行なったそうです。





















実は日本の植民地時代、

この洛南軒を除くすべての建物が

日本の民族文化と歴史抹殺政策によって

消滅してしまいました。












つまりこの洛南軒だけが

唯一、原型のまま残った建築物

なのです。












日本がそんなことをしなければ

水原華城ともどもこの行宮も

世界遺産に登録されたかもしれないのに。












 青空の下でも胸を張って

 歩けなくなります。

 本当にやってしまったことは

 取り戻せません。




















 まあ初めて見る鳥です。

 ヤツガシラですって。里芋

 みたいですね。頭の羽が

 広げると扇状になります。

 まるで小さなクジャクみたい。



















 大きな鐘。

 韓国では吊り下げるのではなく、

 こうして置かれている姿を

 見かけます。



















 この手のお菓子はどこも同じ

 ですね。複雑な思いが交錯する

 水原散策でしたが、歴史を遡る

 のも旅ならでは。復習してから

 また必ず来ましょう。

 

 

 




 
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