小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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「青空の下、雪化粧の白川郷を見てみたいなあ。」






これはおなすさんの昔からの夢。

しかしこれは簡単そうでなかなかに

むずかしいことなのでした。








何しろ、まずは大雪が降ってくれないと!

そしてその直後は晴れてくれないと!

タイミングを逃すと雪が溶けるか

暗い曇天になるか。

つまり日頃から天気予報とにらめっこ。

そして「今でしょ!」とおもむろに

現地に馳せ参じる身軽さが必要なのです。








今はサンデー毎日のおなすさん。

ようやくこの夢を叶える日がやってきました。




 ナナちゃん、お久しぶり♪

 さすがのおしゃれさん、

 まだまだドエリャー寒いのに

 春を先取りね。










 シニア夫婦はあったまらないと

 やってられません。(^^;)

 朝ごはんはここよ。













 きしめんもいつぶりでしょう。

 するすると入って、あったかくて。

 やさしい朝ごはんになりました。














 青空の下、バスで出発。

 しかしここは日本かえ?

 車内はほぼほぼ外国の方々

 ばかりでしたばい。











 パーキングエリアで休憩して。



















 白川郷に到着です。

 青い空と雪。おなすさんの理想

 通りでしょうか。













 かわいいうさぎちゃんが

 迎えてくれました。

 お花、持ってるのね。(^_^)v

 









 まずは昼ごはん。いろりの

 前のテーブルでいただきましょう。

 ああ、あったかい♪












旅の醍醐味はなんといっても

その土地ならではの名物を

いただくこと。

というわけで……。





 結旨豚の朴葉みそ定食を。

 結旨豚は生まれも育ちも白川郷。

 抗生物質や合成抗菌材は

 一切使用せず、おいしい天然水で

 育てられるそうです。









 飼料には麦と玄米を配合。

 さらにビタミンEを一般の餌の

 3倍強化。甘くて柔らかくて

 名前の通り、旨味たっぷりでした。










 本当に見事な青空です。

 さあ展望台に上りましょう。

 夢が叶うのももうすぐ♪













 世界遺産の合掌集落。

 日本の原風景が今、目の前に。
















 青空と雪化粧の集落。

 おなすさん、よかったわねえ。

 私もお相伴できて、ありがたき

 幸せです。












 一本道を人がたくさん歩いて

 いるのが見えますね。

 しかしほとんどが異国の旅人。

 これもまたうれしく、ありがたい

 ことです。










 まるで日本昔話の世界。

 夜のライトアップも幻想的で

 憧れますが、予約必須ゆえ

 雪があるかどうかはその時次第。

 なかなかに悩ましいですね。







それにしてもこうして眺めると

家々は本当にみんな同じ方向を

向いているのですね。

屋根全体に日が当たって

融雪と屋根の乾燥が進むように

南北に向いて立っているのだそうです。






 このはしご! 雪国の暮らしは

 本当に命賭け。屋根の

 傾斜は50~60度、厚みは

 80センチ以上もあります。










およそ30年に一度の屋根の葺き替えは

村民総出の一大行事。

人々が相互扶助の心で助け合う「結」によって

白川郷の昔のままの美しい姿が

守られているのだとか。








確かに雪に閉ざされてしまう冬は家同士が

助け合わなければ生きていけないほどの

厳しい環境。協力なくして暮らしは

成り立ちません。

力を合わせて助け合うこと、そして

人と人とのつながりや絆の大切さ、

そんな「結」の心はいつもどんな時も

誰にとっても必要です。









ちなみにお昼にいただいた結旨豚も

その心で生まれたもの。

みんなで手を合わせればなんでもできる。

素敵なことです。






 初めて見る標識。

 雪は屋根からだけではなく……。

















 木の上からも落ちてきます。

 でも頭上に気を取られると

 足元がおろそかに。

 なかなかにスリリングです。












 放水銃。まあこれもまた合掌造り

 なのですね。360度回転する

 ようになっていて、合掌造りの

 家一軒につき、一基設置されて

 います。







合掌造りの家だけでなく、白川郷のほとんどの

建物は木造なので、火にとても弱い。

そのため、毎年10月の終わりから

11月初めに一斉放水と呼ばれる

防火訓練があります。











この訓練には消防団だけでなく、地域住民も

参加。白川郷の美しい集落はここでも

また「結」の心で守られているのですね。






 どなたの作品でしょうか。

 三度笠かぶってますよ。

















 まあこんなお店も。

 ああ、肩、揉んでください。

















 有名なこちらをお訪ねしましょう。

 江戸時代に名主や番所役人を

 務め、焔硝という火薬の原料の

 取引によって栄えたそうです。

 








現在も住居として生活しながら

一部を一般公開。

一階面積110坪は白川郷随一の規模で

国の重要文化財にもなっています。






 一階の囲炉裏。

 部屋を暖めるだけでなく、

 煙による殺虫効果やススが

 健在を頑丈にする役割が

 あるのだとか。








 しかしストーブをもってしても

 この室温。雪国の暮らしは

 本当に大変です。














 階段を上がりましょう。

 住居部分は一階だけで、二階

 以上は養蚕などの家業が

 行なわれた場所。中二階には

 いろんな道具類が置かれています。










 さすがの広さ。

 南北に窓があるので風通しも

 良くて。















 そして見事な造り。

 豪雪に負けないための知恵と

 技がそこかしこに。














 二階の床にちょっとしたスケルトン。

 もちろん歩いてはイケマセン。

















 屋根裏の様子が垣間見えます。


















 回転まぶし。

 動力を使わず、自然の法則に

 よって繭を育てる昔ながらの

 知恵だそうです。詳しくは

 グーグル先生まで~。(^^;)









 和田さんちの窓からの眺め。

 どこまでも見通せそう。
















 ここではマンホールの蓋も

 こんな具合。合掌造りの家々と

 山林と雲。見えにくいですが

 ひだ白川郷の文字も。










 白川郷で作られた黒米を

 おみやげに。

 世界遺産 白川郷の古代米、

 と、あっちゃあ素通りできません。















 人気の映えスポットに来ました。

 三つ子の合掌造りです。

 田植え前には手前の田んぼに

 その姿が映る、逆さ合掌が

 見物だそう。









 本当にかわいらしい三つ子ちゃん。

 おとぎ話の世界です。














 裏手に回ってみました。

 ふむ、やっぱり正面からが

 ベストショットね。













 見渡す限りの銀世界。

 おなすさんは雪玉を作っては

 投げるを繰り返してました。














 バス停ならぬプリン売り場。

 ここは水プリンが大人気。

 水のゼリーとプリンの二層

 仕立てなのです。











 軒先にはどこも見事なつらら。

 歩く時は要注意です。















 またもラブリー作品に遭遇。

 このハート、よく乗っけられ

 ましたね。













 おやつは冬の合掌カステラ。

 五つの家が串刺しになっています。

 雪化粧の家々をバックに写真を

 撮ればよかったのですが、かわいさ

 にやられたまま、すぐに食べて

 しまいましたの。






思い立ったら白川郷。

美しさとなつかしさに癒やされたら

またバスに乗りましょう。

次は高山、めざします。
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