2020年。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしく
お願いいたします。
昨年はいろいろとありましたが
なんとか無事にお正月を
迎えられてほっとしました。
9連休ですから大小なすも
とにかくのんびり。
四つ葉のお正月をゆるりと過ごしました。
しっかし!!!
ワタクシ、サリーはまっこと
ナマケモノになりましたのよ。
昔のブログではおせち料理は人生で
50回も作らないのだから
毎年大切にこしらえるべき!
だの
おせち作りは格好のアンチエイジング!
だの
母から受け継いだ大切な重箱を
年に一度は使わないと!
とまあ、いろんな縛りを自分に
課していましたね。
そしてそれを縛りとも思わず
実に素直に季節のことに向き合って
きました。
それがどうしたことでしょう。
今年はおせち作りも七草がゆも
確信犯的にスルー。
おなすさんはお雑煮だけで充分ですし、
こなすはおせちは苦手、許されれば元旦から
トースト気分。母もさほどは食べませんし
何というか、誰も喜ばない料理に情熱を燃やすことに
疑問符がチラつくようになってしまったのです。
毎年、重箱に詰める前のずらりと並んだ料理を前に
達成感を味わっていた自分はどこに
行ってしまったのでしょうねえ。
まあこれが年を取った、ということなのかも
しれませんが。
というわけで、今年はついに外注!
近所のレストランでイタリアンおせちなるものを
頼んでみました。
重箱に詰められていたものを
うちで盛り代えました。
お皿にのせると、結構な
量です。
生ハムにサラミ、エビやタコ、野菜のマリネに
黒豆は赤ワインのゼリーになっています。
鴨ロースや牛タンの赤ワイン煮、
れんこんのアンチョビソテー、
なすのバルサミコマリネに
オムレツ、スイートポテト風の
きんとんなどなど。
レバーペーストにはシェフ手作りの
グラハムブレッドも添えられていて
とてもお値打ちの内容でしたね。
こなすも大満足。
私としても今後のおせちの方向性や可能性を
探ることもでき、大いに勉強になりました。
ただし、外注のおせちというのはたいてい
消費期限が元日のみなのですよね。
二日三日までは質、量ともにもたないので
その分は自宅でまかなうしかありません。
結局、紅白なますとにんじん、ごぼう、たけのこ、
こんにゃく、れんこん、干し椎茸、海老芋、絹さや
のお煮染めだけを作り、あとは黒豆と田作り、
伊達巻きにかまぼこ、コハダの粟漬けと
スモークサーモンを買って、実にお気軽な
お正月のお膳となりましたのよ。
でもこれがとっても気楽で!
重箱よりも大皿の方が後片付けも
あっという間ですし。
一度、楽をしてしまうと元には戻れませんが
人生100年、年中行事も自分の暮らしと
照らし合わせて取捨選択していくのも
ありかもしれません。
なんて、ただのナマケモノなのですけれどね。
そしてこのお正月は大小なすがとにかく
台所仕事を手伝ってくれたので
これまた大助かり!
こなすにはまたも素敵な晩ごはんを
作ってもらいました。
私としたことがうっかり写真を撮ることを
忘れてしまいましたが、想像をたくましくして
読んでください。
ミモザサラダにガーリックトースト、
かぶとしょうがのスープを
ワンプレートに。
メインはローストビーフとなすのグラタン。
付け合わせはじゃがいもをローズマリーと
にんにくの香りとともに揚げたもの。
そしてデザートにバナナとヨーグルトのソルベ。
ローストビーフはフリーザーバッグに入れて
大鍋のお湯で調理するというもの。
なすのグラタンも私のレシピとはまた
違って新しいおいしさでした。
母も実によく食べ、この二ヶ月で3キロほど
太りました。86歳で太れるって
すごいことですよね。
私にはうらやましい限りです。
今日はその母の新たな介護認定のための
家庭訪問。
今年もいろいろ待ち受けると思いますが
粛々と迎え入れましょう。
そのためにはやっぱり体力!
新しいシューズ、紐をしっかりと結んで
おなすさんの背中、追いかけましょう。
2020年。
よい年にいたしましょうね。
料理と雑貨屋巡りが大好き。