小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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12月10日。

今日は亡き父の誕生日です。

生きていれば81歳。





そう、父と私はちょうど30歳違いなので

とってもわかりやすいのですよね。

無意味で寂しい計算とはわかっていても

ついつい毎年……なのですわ。

IMG_3112.JPG
  朝一番で父のお供えゴハンを

  届けました。おかずはほとんど

  おなすモーニングと同じ。

  そう、おなす朝ゴハンはそのまま

  おべんとになる内容なのです。







IMG_3104.JPG
  ごはんは久しぶりに梅ちゃんの
 
  物相で抜きましたわ。

  これだけでチャーミングに

  なるでしょう?









今日は朝から雪!の超寒い日!

具沢山のおみそ汁も添えました。

母がそのままレンジで温められるよう

深めのスープボウルに入れて♪







誕生日なのに地味なお惣菜ばかりでは

かわいそうなので、またまた

お菓子を焼きました。

スペインの修道院生まれ、ポルボロンです。

ポルボロンを初めて食べたのは

高校生の時。

もう感動しましたねえ。

口に入れるとほろほろと崩れ、

そしてす~っと溶けていく

なんとも不思議な食感に

しばらくはまったものです。

とはいえ、どこにでも売っているお菓子では

ないので、コッチに来てからはずっと

ご無沙汰。結局、自分で作るしか

なくなったのです。

IMG_3100.JPG 
  まず、小麦粉とアーモンド粉を
  
  フライパンで空炒りします。

  オーブンで空焼きしてもいいのです

  が、ちょうどレンジがふさがって

  いたの。こういう時、オーブン

  レンジって不便よね。





この空炒りがポルボロンのもろさのヒミツ。

歯ごたえのもととなるグルテンの

発生を抑えてしまうわけですね。

ホント、料理は化学!ですわ。







バターと塩、粉砂糖をクリーム状に練り、

シナモンで香りをつけたら

粉類を混ぜて生地は出来上がり。

そう、ポルボロンはほのかに香る

シナモンも味の決め手でしたね。

昔々を次々と思い出すようです。

IMG_3101.JPG
  スノーボールのように丸めて
 
  焼きましょう。本当は平たい円形に

  するのですが、とってももろい生地

  なので、つぶすとそのまま

  崩れてしまうの~。これはまた
 
  サリーの次なる課題です。





IMG_3109.JPG
  仕上げの粉砂糖を振って♪

  手で持ち上げるだけで崩れそう

  なもろさ。残念ながらギフトには

  むずかしいですね。でも母のトコ
 
  ならほいさっさ♪  ゴハンに添えて

  無事到着です。





そうそう、口に入れて

溶ける前に「ポルボロン」と3回唱える

ことができたら幸運が訪れると

言われているのですって。








味見ついでにモチロンやってみましたぜ♪

でもサリーのポルボロンはまん丸ですから

溶ける時間には十分な猶予がありましたの。

このカタチ、案外よかったりして。(笑)







実は台所の後片付けをしている時に

なんと突然お湯が出なくなってしまったのです!!!

こんなウルトラ寒い雪の日に!?

とにかくすぐにガス屋さんに連絡。

コマーシャルみたいに(笑)すぐに

駆けつけてくれて、なんと11時前に

修理完了!

お湯が出る幸せをしみじみかみ締めましたわ。








これって、ポルボロンのおまじないの

効果かしら?

いえいえ、やっぱり父の仕業でしょうね。

常に私のお助けマンだった父。

今日もこうして助けてくれた、

そう思います。
 
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