ていねいにゴハン♪

　　母のトコのお片づけはまだまだ

　　進行中♪　　今日もまた

　　もったいないお化けが出る前に

　　こんな器を救出しましたぜ。









　　箱の中からこんな美しい平鉢が

　　現れましたよ。なんとも華やかな

　　絵付け！　一瞬、洋皿にも

　　見えます。








几帳面な部分とアバウトな部分が

同居している私。

料理に関しては、長年の慣れもあって

ますますアバウトまっしぐらです。







料理でしてはいけないのは

雑にすること。

そう知ってはいるものの、毎日の

ゴハン作りはやはりついつい

いい加減になってしまいますね。







でもこのあでやかな器を前にすると

背筋がピン！と伸びるよう。

そう、今日は初心に帰って

ていねいなゴハンを作りましょう。


　　まずはたっぷりと筑前煮を

　　盛りつけましたよ。

　　干し椎茸を戻したり、こんにゃくを

　　茹でこぼしたり、ごぼうやれんこん

　　のあく抜きなどなど和食の基本

　　が詰まっていますね。




続いて卵焼きに参りましょう。

保守的嗜好のためにいつも同じ

味つけの厚焼き卵ばかり

焼いていましたが、たまには

新風を送り込まないとね。


　　で、だし巻き卵。

　　お気に入りの蕪のお皿に

　　のせました。　焼き立てを

　　大根おろしでいただくのは

　　やっぱりおいしいですね。






続いての副菜はきゅうりの酢の物。

いつもはただ薄切りにして塩でもむ

きゅうりですが、今日はまず

板ずりをして……。


　　熱湯をくぐらせたあと氷水で

　　冷やします。色止めの

　　大切な作業ですね。

　　








あとは縦半分に切って、スプーンで種を

かき出します。

種をとったきゅうりは歯ざわり抜群。

サンドイッチにする時も種は

必ず取りますね。


　　今日はおじゃこを合わせて

　　シンプルに。合わせ酢には
　
　　しょうがの絞り汁も加えて

　　しゃっきりさわやかに

　　仕上げましょう。







　　これは焼きなすの胡麻和え。

　　焼くという一手間の価値が

　　しみじみわかる小鉢です。










これに炊き立てのごはんと

新じゃがとワカメのおみそ汁。

なにひとつごちそう素材はないけれど

とっても食べやすいおうちゴハンの

完成です。






よい器を前にすると、やはり

それなりの料理を盛らないと、

と構えてしまいますね。








でもそれは山海の珍味である必要はなく、

ただただ丁寧にいくつもの手をかけた

料理であればいいのだと思います。






断捨離をきっかけに、大切なものやことが

いろいろと見えてきた最近のサリー。






いつもはマグカップでガブ飲みする（笑）

紅茶も、今日はきちんと受け皿つきで

いただきましょうか。






今あるものでていねいに暮らす。

雨を眺めながら改めてそんなことを

思いましたわ。