春を歩こう♪

おなすのおかげでこなすのいない

寂しさも紛れ、大野くんにも癒されて

ホケホケ平和ボケの毎日を送っていた私。





こんなダレダレの時間を過ごしていて

いいのだろうか、きっとそのうち

またバタバタと忙しくなるのではないか？

なんていつもどこかで思ってました。






そしたらね。

予感は現実になっちゃいましたわ。（汗汗汗）






卵ビスケットを届けた翌日、なんと

母がめまいを起こして倒れたのです。

すさまじいめまいと吐き気に襲われた母は

もはや制御不可能。

かかりつけの病院にも相談し、人生初の

１１９を押しました。






まさに鳴り物入り（！）で病院に到着した母は

そのまま種々の処置や検査へ。

私はなす術もなく、５時間待合室に

座ったままでした。






そして母はそのまま入院。

めまいのために頭ひとつ動かすことも

できないので、私はこれまた人生初の

介護を経験しました。





我がおかあちゃんだから何とかできるものの

他人さまのお世話を日常的にこなしている

看護師やヘルパーの方々には

本当に頭が下がる思いでしたね。






一週間を過ぎる頃になって、ようやく

めまいはおさまってきましたが、

もともと筋力のない母。

一週間寝たきりになっただけで

上体を起こすことさえ困難になり、

このままでは歩くことなど到底

無理だと暗澹としてしまいました。






それでも少しずつリハビリを開始、

今では歩行器を使って何とか

トイレに行けるようになりました。






私は毎日病院通いですが

まだたった二週間にもならないのに

正直ストレスが結構溜まってきています。

まあこれまで苦労知らずで過ごしてきましたからね。（汗）






まず母のいる病棟は超高齢者ばかりなのです。

病室には寝たきりの方々。

廊下には車椅子か歩行器の方々。




認知症の方の奇声が昼夜関係なく

聞こえてきたり、時に排泄物のにおいが

漂ってきたり、明日はわが身とは思いながらも

その中で長い時間を過ごしていると

どうしても気分が滅入ってしまうのですよね。

希望や生命力というものがほとんど

感じられず、今の、そして将来の

日本の姿を直視したような思いです。






そんな中、お見舞いの幼い子どもたちを

見かけるといっぺんにほっとします。





超高齢化社会の希望の星はやっぱり子どもだわ！

少子化なんてダメダメだわ！

なんて一人しか生まなかった自分を棚上げして

心の中で吼えましたわ。






今の母の目標は以前のように自力で

シャンと歩けるようになること。

人生死ぬまで勉強と言いますが、

これからは死ぬまでリハビリ、

も加わりますね。

下の世話が自分でできるということは

人間が人間らしくあるために最も

大切なこと。この尊厳はできるだけ

保ちたいと私自身、切に思います。







母は来週あたり退院できるかもしれませんが

そのあとは生活すべてにおいて

私がサポートしなければなりませんね。






幸い、母は元気ですから

持てる機能をなくさないためにも

様子を見ながらの手助け、という

スタンスになるでしょう。






Ｔ嬢、入院直後に心配とお祈りメールを

いただいておきながらずっと知らん顔で

ごめんなさい。

何しろ平和ボケしていた身に慣れない介護で

くたびれきっていました。






息子さんの受験は無事終わったかしら？

うちは今回のことが去年でなくて本当に

よかった！！！

それだけでも私も母も運がいい！と

感謝しなければいけませんね。






来月の父の法要の際に、是非お会い

したかったのですが、母はもちろん

私も欠席になるかもしれず、お楽しみは

先送りになります。

でもいつかきっと会いましょうね。







Ｉさんも、メールをいただいたまま

返信しないでごめんなさい。

お義父さん、本当によかったです。

それにしても内容はお義父さんのほうが

重篤（！）なのに、うちの母のほうが

いまだ入院中なんて、ある意味笑い話ね。






とにかく退院後の生活がどうなるか

さっぱりわからないのですが、

落ち着いた頃にまたデートしましょうね。









最初の一週間は辛いことばかりでしたが

やはり癒してくれるのは家族、

そのありがたみを再認識しました。






おなすさんは家事全般をサポート。

そしてこなすは「まだ帰れなくてごめんなさい」

という言葉とともに素敵な贈り物を届けてくれました。


　まずは母にたくさんのくだもの。

　毎日カットして運んでますよ。

　「これがすごく楽しみなの」

　ばあば、喜んでまっせ♪









　　そして家族全員にバレンタインの

　　贈り物♪　母には小さくて薄い

　　ハートのおせんべい。食べやすい

　　ものをと考えてくれたのね。

　　おなすにはカシミアのマフラーと
　　
　　彼がいちばん好きなブランドの
　
　　チョコレート。


そして私には今ロンドンで大人気の

ショコラティエ日本初上陸のチョコレートと

アイシングクッキー。


　　見てください。
　
　　食べるのがもったいないぐらいの
　
　　かわいさでしょう？











　　めがねなんてこんなに小さいの。

　　この手のクッキーって見掛け倒し
　
　　でおいしくないのが多いのですが

　　これはバターたっぷりで美味。

　　何よりこなすセレクトだもの～。







家族全員のギフトを買うために

銀座から超マイナー駅まで

走り回ってくれたこなす。

休みのたびに東京探検した成果が

如実に現れましたね。（笑）


　　それぞれにもちろんカードも

　　添えられていましたが、

　　私にはコレ。二十歳の娘に

　　いまだこんなコトを言って

　　もらえる私は本当に幸せな
　
　　おかあちゃんです。




　　ダンボール箱にはまたまた
　　
　　雑誌を丸めたものが。

　　限られた生活費の中から

　　散財させた上、あの小さな手で

　　梱包してくれたことを思うと

　　おかあちゃんは泣けてきます。






どんどんたくましくなっていくこなす。

この春はスノボにも挑戦。

帰省は二往復ぐらいしたいから節約すると言って

青春１８切符で延々電車を乗り継いで

帰ってくるかもしれません。

軟弱な私に似なくて本当にえがったわ♪（笑）






そうそう、おなすさんも疲れて仏頂面の奥さんに（汗）

サプライズおみやげを買ってきてくれました。

某神社の節分祭りで有名なたい焼き！

一時間以上並ぶのは必至なのですが。


　　大寒波が日本列島を襲って
　　
　　いたにも関らず、会社帰りに

　　わざわざ遠くまで並びに

　　行ってくれました。









実は母が倒れる直前、おなすは

帯状疱疹にかかっていました！





八年余の単身赴任生活の疲れと

ストレスが一気に噴出したのか、

あるいは小食なのに春の駅伝やレースに

向けて週末の走り込みを強化したためか

とにかく免疫力が低下していたのでしょうね。






毎日のガーゼ交換もようやく不要となり

これまた一安心のサリーです。





今日はバレンタインデーですね。

いつもれんこん畑に送っていたギフト。

今年はようやく我が家で夕食ごと

楽しめると思っていましたが

今日のおなすは飲み会なのでした。







お菓子を手作りする余裕もなく、

仕方ないので夕べ、コレで

ごまかしましたわ。（汗）


　　スプーンで食べる生チョコ。

　　病院近くのお菓子屋さんで

　　買って来ました。ごめんね。

　　来年はちゃんとするわね。












まだまだ寒い毎日ですが、時折

春の気配が感じられるようになりましたね。

「おかあさんといっしょプロジェクト」（笑）の

第二幕も始まります。








とにかく母と春を歩く！

倒れたのが晩秋でなくてこれまたよかった。

そう、やっぱり母も私も運がいいのです。（笑）







前向き気分で、重いコートを脱ぎ捨てて

以前のように歩けるようになりますように。

皆さんも応援してくださいね～！