帰ってきました。
我が家滞在時間は14時間でしたが。
今朝は6時に出発。
朝ごはんを食べる余裕はないので、
サンドイッチのおべんとを作りましたよ。
サンドイッチには必ずひとつ、
甘いフィリングを入れるのが
私のこだわりですが、今日は
入れるスペースがない!
代わりにいただきモノの
ブラウニーを添えましょう。
ついでですから、母とこなすの
分も作製。彼女たちには
今日の昼ごはんですね。
お昼はラクできてうれしいわ♪
私の分? そりゃ、あなた、
もちろん……。
コレで決まりです。(笑)
パン屋さんでスライス仕立ての
パンはもうふっわふわ。
ミミもしっとりとおいしいの。
まずはそのまま、次は焼いて、
パクパクいっちゃいます。




















ちいさな女の子がいました。
好き嫌いの多いまさこちゃん。
そんなまさこちゃんにも、ひとつだけ
お気に入りのおかずがありました。
それは三色に染め分けたじゃがいもで
ひき肉と野菜を茶巾絞りにしたもの。
花見団子のようなかわいらしい茶巾が
お皿にのって、「なんておしゃれなの」
と、まさこちゃんは大喜び。
このおかずの時だけは、歳の離れたにいさんと
ねえさんたちを差し置いて、誰よりも早く
お皿をからっぽにしたそうな。
めでたしめでたし♪





















ちいさなまさこちゃん。
それはうちの母です。(笑)
折りあるごとになつかしがるこのお料理。
母の記憶を頼りに私が再現してみました。
要するに揚げないコロッケ。
母の時代とは異なり、じゃがいもにはバターと
ミルクがたっぷり入って、ひき肉種にも
コンソメなどでコクをプラス。
まるで和菓子の趣。
ウスターソースをかけて白い
ご飯のおかずにするのですが、
食欲をそそるとは言い難いですね。
でも当の母はいたく喜んでくれました。
「そうそう、こんな感じ。子ども心に
なんて、おしゃれでハイカラな料理なんだろうと
うれしかったの。これが晩ごはんの時は
お膳に飛びついたものよ」
作り手にとっては、面倒な衣づけも揚げる手間も
なくて大助かり。しかもヘルシーですし、
母の食も進んで一石三鳥!!!(笑)
母にとってはなつかしい思い出という
とっておきの調味料も効いているのでしょうね。
またまさこちゃんのために、じゃがいも、
ぎゅっと絞りましょう。





















東京出身の私。
父が亡くなって実家がなくなってからも
おなすパパのおうちに里帰りするたびに
東京に遊びに行っていたせいか、
こなすは東京が大好き。
この気持ちはハンパではなく、
ついに「東京に行きたい!」と
宣言するようになりました。
内部進学で大学まで行けるという
ラクチンな道を捨ててまで、
東京に行きたいがために外部受験を
めざすと言うのです。
何事も娘の意志を尊重するおなすさんは
大賛成。
私一人ずっと反対していました。
だって一人娘。遠く離れた東京にやるなんて
心配で心配で。
でも、彼女の人生。
私の勝手で縛り付けることはできません。
で、ようやく覚悟を決めて、昨日
「こなすちゃんを応援します」
と宣言しました。
しかししかし。
マグネットだったこなす。
私の帰りが5分遅れただけで
ドアの前でシクシク泣いていたこなす。
中学一年まで私の膝に座っていたこなす。
それがそれが。
どーしちゃったのーっ!!!
こなすのいない生活を思っただけで
いつでもどこでも涙が溢れてきて
困っています。
今だって……。
毎日、私より多い洗濯物やアイロンかけに
ぶうぶう言っていたのも、もう言えなくなるんですね。
そして甘いパンやお菓子、おべんとを作ることも
なくなって、私のブログも記事にすることが
あるのだろうか、なんて思ってしまいました。
もちろん、合格してから、の話であって、
皮算用もいいところなのですが、
それでも万が一にも受かったら…と思うと
ああ、また涙が止まりません。
「絶対彼氏」のロボット、ナイトだってリイコちゃんを
応援したじゃないの!←おいおい(汗)
西の魔女だって、あんな寂しい山の中で
たった一人、きちんと丁寧に暮らしていたじゃないの!
そして、去年二人の子供たちを残して逝ってしまった
友だちのことを思えば、私の悲しみなんて見えないぐらい
ちっぽけなものじゃないの!
あれこれ考えて自分を奮い立たせようとはしていますが、
今しばらくは無理ですね……。
今日は個人懇談。
つい涙ぐんでしまった私に、同い年でやはり一人娘さんを
お持ちの担任の先生は、
「お母さんの気持ちは痛いほどわかります」
となぐさめてくれました。
応援すると言ったのに、こなすの前でもついつい
泣いてしまっている私。
これではこなすの決心も鈍ってしまいますよね。
ああ、強くなりたい。
「頑張って行っておいで! あたしゃ、いつでもここで
待ってるよ!」
とこなすに言ってやりたい。
それでもすっかり泣きのツボにはまってしまって、
歩いていても、スーパーで買い物していても
気がつけばポロポロ。
母には
「サリーさんとこ、最近ちっともご主人見かけないし、
ついに離婚したのかしら?なんて思われちゃうから
やめなさい」
なんて言われてます。
確かに炎天下、汗のほかに涙をしたたらせている
おばさんはちょっとコワイ。
ホント、合格したら、の話であって、落っこちたら
まだまだいっしょ!でドエリャー恥ずかしいお話に
なってしまうのですが。
でも落っこちることを願うような情けない親には
なりたくない。でもつらい。
このジレンマは当分続きそうです。
お恥ずかしいお話、お聞かせしました。
読んで下さったら、即刻忘れてください。(笑)
帰ってきました。
飲み会の予定もなかったので、久しぶりに
我が家で晩ごはんです。
急に暑くなってきましたから、何より
冷たいビールがごちそう。
居酒屋サリーの開店です。(笑)
まずはこれさえあれば、の
一品。枝豆はこなすも大好物。
ご存知サリー風冷やしトマト。
けだるい体をシャキッとさせたい
ので、今日はお酢を多めに。
れんこん畑のオトコ一人暮らし
では、こういうモノはまず食べない
ですからね。帰った時ぐらい、
食べていただきましょう。
カロチン、大事。
この季節ならではのとうもろこし。
今日はお醤油で焼きました。
一本食べたらお腹いっぱいに
なりますから、お一人様、半分。
ドライカレーとチーズの揚げ餃子。
ビールにはこういう揚げ物が
おいしいですよね。
イカのペペロンチーニ風。
仕上げに青紫蘇とお醤油を
加えます。
揚げ鶏のねぎソース。日本でも
すっかりポピュラーになった
油淋鶏ですね。家族みんなの
大好物です。
〆はセルフサービス海苔巻き。
韓国海苔でご飯とチェンジャを
巻いて。手抜きなので、
盛りつけはお一人様ずつ。
ちょっと雰囲気アップでしょ?
私もチューハイを飲みながら、ゆっくりご飯。
家族そろって囲むご飯は、しみじみいいものです。
こなすが自立する前に、ハヤイトコ、
帰って来いよ~。お・な・すっ!!!
























梅雨空の下でも続いています。
今日は映画を観に行って来ました。
母に欠かせないお供がこの
首枕。これを首にあてがうと
かなり疲れが違うのです。
本来は旅行用ですけど、
映画館でも役立ってます。(笑)
映画は「奇跡のシンフォニー」♪
あのとっても愛くるしいフレディ・ハイモアくんの
主演です。彼の健気さ、愛らしさに
二人の中高年はウルウルでした。
週に一度の外出で、結構鍛えられてきた母。
以前は映画一本見終わるともうぐったり、
という感じだったのが、遅めのお昼も
しっかり食べ、たっぷりの紅茶を飲み干し、
雑貨屋にドラッグストアにデパートにと
文句も言わず(笑)、ついてきました。
知らない路地にも足を伸ばしたら、
なんとも素敵な出会いがありましたよ。
おしゃれなおしゃれな「縫い針」の専門店です。
縫い物をしない母娘ゆえ、買い物はできません
でしたが、素敵な待ち針を見つけました。
ナント、アタマの部分が季節ごとに変わるよう。
今は紫陽花でした。
わかります? いろんな色の
紫陽花が咲いているでしょう?
母が生き生きと元気になってくるのを見ると
とっても安心します。
さあ、今度は植物園かしら。
今のうちにどんどん動いて、夏本番を乗り切る体力を
つけておきましょうね。



























このところ、週に一度は母と出かけています。
75歳ですし、母の家系の寿命を考えると
一日一日がとても大切ですからね。
おなすさんが長いこと家を離れ、一人娘のこなすが
どんどん自立していく中、仕事も持たず、ほとんど
出歩かず、おまけに更年期かもっ!という
いろいろな不具合が出始めた私は、時に
大きな不安や寂しさに襲われることがあります。
でも、今私が感じていることを、母は長年ずっと
抱えていたのですよね。
父の亡くなった後、母は64年住んだ故郷を離れ、
友人知人もなく、勝手もまるで違う場所に
ただ私だけを頼りにやってきました。
でも肝心の私は何かとバタバタとせわしなく、
孤独な母のことを思いやる余裕はありませんでした。
人間は勝手なものですね。
自分がそういう立場になって初めて母の気持ちが
わかるのですから。
今の私もまだまだ勝手です。
自分の寂しさを母になだめてもらっているような
ものですからね。でもつくづくありがたいことです。
母は親子丼が大好き。
最近の私たちは、あちこちの親子丼を食べ歩いています。(笑)
今回も新しいお店へ。
古くからあるお店らしいですが、
卵はもちろんとろっとろ。
母も珍しくあっという間にペロリ。
親子丼を平らげたばかりだというのに、
目と鼻の先に焼きたてのどら焼きを食べさせてくれる
お店があるとなっては素通りできません。(笑)
ふわふわのまだ温かいどら焼きは
初めて。中の小豆餡も粒が大きく、
これもおいしくいただきました。
お供は抹茶。抹茶でどら焼きという
のも初体験でしたね。
歩き疲れたあとは、マンゴーゼリー
ソーダでほっと一息。
母が「毎週出歩くのは疲れるけど
とっても楽しいわ」とポツリ。
私こそとっても楽しいです。
お母さん。
今日はお揃いの日傘を買って
もらいました。母は折りたたみ式で
私は長傘。遮光タイプなので
涼しく感じられます。
母と娘がお揃いのパラソル。
高齢者と中年というのがちょっと笑えますね。
でもこの夏、お揃いの日傘をさして、また
遊びに行きましょう。
お日様の下に出るのはやっぱり元気の素ですからね。



種類にも詳しくて、お菓子作りにハマった私に
「お酒を使うと、もっとおいしくなるよ」
と、いろんなお酒を買ってきてくれました。
もちろん大瓶で。(笑)
中学生の頃から、ブランデーやラムだけでなく、
コアントローやグランマニエ、アマレット、カルアなどなどを
知っていたのも父のおかげですね。
結婚して遠く離れて住むようになっても、父の定期便は
続き……。
あまり使わないカルアなどは、
三本もあります。
ああ、YUKI~*さん、ご近所
だったら、一本届けるのに。
思い出のお酒もご紹介しますね。
こなすのお七夜の時、お祝いに父が病院に
持ってきてくれたお酒です。
さくらリキュールです。うちは名前に
さくらがつくことと、こなすが女の子
だからということで選んだそう。
授乳中の私はなめただけ。
あの夜から、もう16年ですよ。
お父さん。
父の定期便がなくなった今、私は
自分でミニチュアボトルを買って
います。寂しいけれど飲めない私が
これだけのお酒を選べるように
なったのはお父さんのレクチャーの
おかげね。
記念すべきリキュールデビューはコアントロー。
当時を思い出して、オレンジソースをかけたババロアでも
作ろうかな。
その時は、真っ先にお供えに行きますからね。
待っててくだされ。

























母と二人、とある展示を見に博物館に
行ってきました。
この展示のために、母はここ二週間ばかり
関連の本などを夜中まで読んでいたとか。
「も、忙しいのよ。行くまでに間に合わないんじゃ
ないかと思うと気が気じゃなくて」
と、言いながらも何だかとってもうれしそう。
そして何よりイキイキしているのを感じました。
4月から5月にかけて、いろいろ大変だった母
のことを思うと、そのバイタリティがしみじみ
ありがたくなります。
いくつになっても、小さな目標を持つことは
本当に大切。
さあ、お次は映画ね。
これもまた、下調べ、するのん?
それは一人暮らしの同い年のお母さんがいること。
そして今年の私たちの目標は……。
「お母さんと遊ぶ!」です。
いつまでも元気でいてもらうためには、
楽しく、程よい刺激が大切。
そして、そのお供はやはり娘がいちばんでしょう?
なんといってもお互い気楽ですからね。
実はこの一ヶ月、私の母はちょっとした災難が
あって、ほとんど家にこもりきりでした。
ようやく落ち着いてきたので、今日は二人で
お昼ごはんを食べに出かけましたよ。
先月、ママ友のIさんと行ってヒットだったお店です。
食べることには好奇心いっぱいの私。
今日は別のおべんとを頼みました。
まずは食前酒で冷酒を一杯。
飲めない私たちですが、
これぐらいならダイジョウブ。
冷酒のお供においしかったのが
ホワイトアスパラガスのお豆腐。
和風コンソメのゼリーが乗って、
おしゃれな一品でした。
冷たいお豆腐のあとはアツアツの
椀物。ホタテのしんじょに走りの
柚子。お腹が温まりました。
円い器に美しく盛り込まれた
おべんと。初めて出会った食材が
お造りに添えられたつま代わりの
プチマリン。海草の加工物ですが、
見た目は透明な春雨。でも食感が
なんとも小気味よくて不思議。
〆は筍ごはん。
お漬物には浅うりも添えられて、
季節が進んでいるのを感じます。
デザートはココナッツミルクの
ゼリー。透明なゼリーも
かけられて目にも涼やか。
もう初夏なんですね。
このところ、めっきり食が細くなった母ですが、
今日は見事に完食!!!



やっぱり、楽しい雰囲気での食事はすんなり
お腹に納まるのでしょうね。
ごはんのあとは、デパートをブラブラ。
昔からの大好物も買ってもらって
お母さん、ありがとう♪
そう、母はずっと私のありがたい
スポンサーなのです。
外へ出かけると、気のせいか母が生き生きしてくるのを
感じます。
さあ、次は映画、その次は美術館、あとはおにぎり持って
植物園かな。
梅雨に入る前に、いっぱいお出かけしましょうね。
お母さん♪
































02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
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料理と雑貨屋巡りが大好き。