小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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夕べは、こなすのラストコンサート。(笑)


憧れのホールでの演奏ということもあり、

部員全員のモチベーションは高く、

それぞれに相当努力したのでしょう。


大作にも取り組み、本当に聴き応えのある

二時間でした。



部員だけでなく、OG、エキストラ、顧問にコーチ、

そして「娘の母校は私の母校」と言い切る

献身的な保護者の方々のおかげです。



オーケストラというのは、個性あふれる多種多様な

楽器がひとつのハーモニーを作り上げる、

ある意味不思議な世界。



ハーモニー、つまり調和。

それを保つためには、自身の楽器だけでなく

周りの楽器にも耳を傾け、お互いに

歩み寄りながら、協力、協調していく姿勢が

不可欠ですね。



この5年間、時にはぶつかり合いながらも

調和を求めて力を合わせてきた仲間たち。

こなすの宝です。




そしてそして。

夕べは、私と母にとって、思いがけない

サプライズがありました。



最後の作品はドヴォルザークの「新世界より」。



第Ⅱ楽章は、短い序奏のあと、イングリッシュ・ホルンが

あの、誰もが知っている優しい旋律を奏でるのですが、

なんと、こなすが吹いているではありませんか!



オーボエのほかに、イングリッシュ・ホルンも担当

していることは知っていましたが、まさか

こなすが演奏するとは……。



何度も挿入されるあのなつかしい旋律。

あの小さかったこなすが、と

親バカ300パーセントの私は思わず

涙ぐんでしまいました。



演奏のあと、指揮者に促されて、立ち上がって

お辞儀をしたこなす。

母も私もおバカ丸出しで大きな拍手を送りました。



ソロ演奏があることをずっと黙っていたこなす。

母と私にとって、何よりもうれしい

バレンタインの贈り物になりました。



すべての力を出し切って、5年間の部活動に

自ら終止符を打ったこなす。



「今は解放感でいっぱいだけど、ニ、三日したら

きっとすごくさびしくなるんだと思う」



そうなのよ。

人生って、そういうことの繰り返し。


いつまでもずっと、同じことを続けることはできないの。

自分の意思に関わらず、いろんな変化に

立ち向かうことで、人は成長していくのでしょう。



私にしても同じ。

いずれ、こなすが巣立ったら、親としての責任からの

解放感や安堵感と引き換えに、とてつもない

寂しさがやってくるはず。



でも、誰もが通る道ですものね。

新しい変化とともに、また成長した自分に

会うために、しっかりしましょう。



こなすちゃん、素敵なプレゼントをありがとう。

そして、本当にお疲れさま。



今日から始まる、あなたの「新世界」。

気持ち新たに、応援します。



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