小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
まだ小学生だった頃、
日本の名物料理を特集した本で
高知の皿鉢料理を知った私。
大皿に前菜からデザートまで
豪快にふんだんに盛り込んだ
姿に衝撃を受けました。
高知では客人を招いて宴会を催すことを
「おきゃく」と呼び、その「おきゃく」で
振る舞われるのが皿鉢料理なのだそうです。
刺身などの旬の生ものの皿鉢、すしの皿鉢
のほか、組物と呼ばれる、すしと煮物、
和え物、揚げ物、甘い物、果物などを
盛りつけた皿鉢があり、私が見たのは
この組物だったのでしょう。
せっかくなら正統派の皿鉢をと
おなすさんが予約してくれました。
宮尾登美子の著作「陽暉楼」の
舞台としても有名です。
静かな静かなお部屋。
縁側の向こうには見事な庭園。
でもなんということでしょう。
この夜の客はおなす&サリー
一組だけでしたのよ。
道理で静かすぎました。(^^;)
卓上には水を張った塗りの丼。
おなすさんと「何だろね?」
「フィンガーボウル? まさかね。」
これは高知流の飲み方、返杯に
使う洗杯です。
簡単に言うと、高知では
同じグラスや盃を使って
交互に一気飲みするのですが、
そのグラスや盃を洗うための
水なのです。
グラスを洗う際はまさに
ゲーム感覚。
グラスを水の底に逆さに漬けて
一気に丼の縁の高さまで
持ち上げる。
そうするとグラスの底まで
すすげるのですが
失敗したり、周りに水を
まき散らすと罰としてもう一杯。
エンタテインメント性は
ありませんが、飲めない人は
盃の方が失敗がなくていいかも。(笑)
接客の仲居さんがとっても楽しい方!
客が私たちだけでオヒマなこともあり、
なんと食事の時間をいっしょに
過ごしていただくことになりました。
友だちと12時間ちゃんぽんで飲み続けたという
酒豪でもあるので、おなすさんと返杯の
連続。(笑)
よさこい祭りの魅力に始まって、
高知は離婚率が高いこと、
口紅の消費量日本一であることなどなど
おかげで高知のことをたくさん
教えてもらえました。
酒盗。鰹の内臓の塩辛です。
お酒を盗んででも食べたいという
ことで、飲んべえにはたまらない
一品ですね。
生しらす。高知ではどろめと
呼ぶ名物です。これがとっても
美味♪
松茸の土瓶蒸し。
リフォームの際、この土瓶を
処分したことが悔やまれます。
そしてお寿司。
圧巻の皿鉢料理の登場です。
これで二人前ですよ!
伊勢エビやあかうしのロースト
ビーフ、アワビに土佐名物の
チャンバラ貝なども入って
なんて贅沢なのでしょう。
海のギャング、うつぼと
めひかり、松茸のフライ。
うつぼは見た目とは裏腹に
とても食べやすいお味でした。
こちらも土佐名物の大丸。
ゆで卵を魚のすり身でくるんだ
ものです。高知にはかまぼこや
竹輪のとっても楽しい加工品が
豊富です。
おいしいお酒もいただきました。
それにしても仲居さん、お強い!
おなすさん、やられそう。(笑)
この皿鉢には新高梨や羊羹、
ゼリーなども盛られているので、
飲めない私には好都合。
お造りの合間に口直しに
つまんだり、とにかく皿鉢の食べ方は
全くの自由。
びっくりしたのは、どれも自分の
好きなだけ食べてよいのだとか。
5つあるものを5人だから
一人1つずつという気遣いは
一切無用。一人で5つ食べて
しまっても許されるのですって。
高知を旅して感じたのは
まさにこの自由。
人の意見に耳を傾けながらも
最後は自分の好きに動く。
さすが龍馬を生んだ国ですね。
夜も更けて、お開き。
仲居さん、楽しい時間を
ありがとうございました。
おなすさんが倒れないうちに(笑)
お暇しますわね。
おやすみなさい。
日本の名物料理を特集した本で
高知の皿鉢料理を知った私。
大皿に前菜からデザートまで
豪快にふんだんに盛り込んだ
姿に衝撃を受けました。
高知では客人を招いて宴会を催すことを
「おきゃく」と呼び、その「おきゃく」で
振る舞われるのが皿鉢料理なのだそうです。
刺身などの旬の生ものの皿鉢、すしの皿鉢
のほか、組物と呼ばれる、すしと煮物、
和え物、揚げ物、甘い物、果物などを
盛りつけた皿鉢があり、私が見たのは
この組物だったのでしょう。
せっかくなら正統派の皿鉢をと
おなすさんが予約してくれました。
宮尾登美子の著作「陽暉楼」の
舞台としても有名です。
静かな静かなお部屋。
縁側の向こうには見事な庭園。
でもなんということでしょう。
この夜の客はおなす&サリー
一組だけでしたのよ。
道理で静かすぎました。(^^;)
卓上には水を張った塗りの丼。
おなすさんと「何だろね?」
「フィンガーボウル? まさかね。」
これは高知流の飲み方、返杯に
使う洗杯です。
簡単に言うと、高知では
同じグラスや盃を使って
交互に一気飲みするのですが、
そのグラスや盃を洗うための
水なのです。
グラスを洗う際はまさに
ゲーム感覚。
グラスを水の底に逆さに漬けて
一気に丼の縁の高さまで
持ち上げる。
そうするとグラスの底まで
すすげるのですが
失敗したり、周りに水を
まき散らすと罰としてもう一杯。
エンタテインメント性は
ありませんが、飲めない人は
盃の方が失敗がなくていいかも。(笑)
接客の仲居さんがとっても楽しい方!
客が私たちだけでオヒマなこともあり、
なんと食事の時間をいっしょに
過ごしていただくことになりました。
友だちと12時間ちゃんぽんで飲み続けたという
酒豪でもあるので、おなすさんと返杯の
連続。(笑)
よさこい祭りの魅力に始まって、
高知は離婚率が高いこと、
口紅の消費量日本一であることなどなど
おかげで高知のことをたくさん
教えてもらえました。
酒盗。鰹の内臓の塩辛です。
お酒を盗んででも食べたいという
ことで、飲んべえにはたまらない
一品ですね。
生しらす。高知ではどろめと
呼ぶ名物です。これがとっても
美味♪
松茸の土瓶蒸し。
リフォームの際、この土瓶を
処分したことが悔やまれます。
そしてお寿司。
圧巻の皿鉢料理の登場です。
これで二人前ですよ!
伊勢エビやあかうしのロースト
ビーフ、アワビに土佐名物の
チャンバラ貝なども入って
なんて贅沢なのでしょう。
海のギャング、うつぼと
めひかり、松茸のフライ。
うつぼは見た目とは裏腹に
とても食べやすいお味でした。
こちらも土佐名物の大丸。
ゆで卵を魚のすり身でくるんだ
ものです。高知にはかまぼこや
竹輪のとっても楽しい加工品が
豊富です。
おいしいお酒もいただきました。
それにしても仲居さん、お強い!
おなすさん、やられそう。(笑)
この皿鉢には新高梨や羊羹、
ゼリーなども盛られているので、
飲めない私には好都合。
お造りの合間に口直しに
つまんだり、とにかく皿鉢の食べ方は
全くの自由。
びっくりしたのは、どれも自分の
好きなだけ食べてよいのだとか。
5つあるものを5人だから
一人1つずつという気遣いは
一切無用。一人で5つ食べて
しまっても許されるのですって。
高知を旅して感じたのは
まさにこの自由。
人の意見に耳を傾けながらも
最後は自分の好きに動く。
さすが龍馬を生んだ国ですね。
夜も更けて、お開き。
仲居さん、楽しい時間を
ありがとうございました。
おなすさんが倒れないうちに(笑)
お暇しますわね。
おやすみなさい。
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夫と娘の3人家族。
料理と雑貨屋巡りが大好き。
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