小さなキッチンから主婦サリーのささやかな暮らしを届けます。
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目覚めて朝。

今日はおなすさんの41年越しの

忘れ物回収が待っています。

まずはロープウェイで大雪山系のひとつ、

黒岳に登るはずでしたが、ホテルの

ロビーには無情にも

「強風のため、運休」の表示が!!!










雲海テラスまでのゴンドラに続き、

なんてこと!とまたまた

テンションダダ下がりながら

とりあえず朝のお散歩に。




 ホテルの入り口には大量の薪。

 さながらオブジェのようです。

 このホテルは今年99周年。

 長きにわたり、この薪で

 疲れた旅人を温めてくれたの

 ですね。感謝♪







 それにしてもすごい風!

 そしてさぶっ!

 風に煽られながらのお散歩は

 なかなかの苦行ですわ。











 層雲峡の紅葉。

 ここでは赤は少なくて黄色が

 多い印象です。穏やかで

 やさしい感じ。











 面白いラーメン屋さん発見。

 とってもわかりやすい営業

 方針ですね。(^_^)v

 












 トマム同様、本当にいいお天気。

 ロープウェイ、再開しないかなあと

 諦めきれずに乗り場まで歩いて

 いくことに。










 そうしたら、おなすさん、

 「あれ? 動いてるよね?」

 ですと。












乗り場の窓口に行ったら

「はい、7時半から再開しました。」

ですって! 諦めてさっさと次の目的地に

移動しなくてよかった。粘り勝ちです。




 改札を通ったのが8時8分。

 ロープウェイの出発が

 8時10分。ラッキーナンバーに

 またも守られたわ~と思ったら

 天井に星がいっぱい。再び幸せ♪








 黒岳に到着。気温はご覧の通り。

 ブルッ!















大雪山はアイヌ語でカムイミンタラ。

「神々の遊ぶ庭」という意味だそうです。

日本百名山制覇をめざしていたおなすママ、

この広大なお庭でも大好きな高山植物に

癒やされたことでしょう。もっと

おみやげ話を聞いておけばよかった。

後悔先に立たずは常のことです。







 黒岳は標高1984メートル。

 この駅の展望台に上がると……。

 
 
 











 目の前に360度の

 大パノラマが広がります。

 














 高いところ大好きサリーでも

 さすがに足がすくみました。

 高所恐怖症のおなすさんは

 もはやへっぴり腰に。(^^;)












 高さもさることながら

 風が強くてそれがいちばん

 怖かったですね。

 持ってかないで~、って。












 北海道の大自然にただただ

 脱帽、そして感動。

 ちっぽけな悩みなど、簡単に

 飛んでいきそうです。












 ロープウェイ乗り場にはこんな

 おしゃれなカフェもあります。

 ブルーマウンテンならぬ

 ブラックマウンテンコーヒーが

 楽しめますよ。










 黒岳からの眺めに大満足して

 お散歩しながら帰りましょう。
















 ここは夏、層雲峡ランタンフェスティ

 バルが開催される場所です。

 無数のランタンが夜空に舞い上がる

 さまはとっても幻想的。台湾の

 十份ともどもいつか訪ねて、ランタン、

 飛ばしてみたいです。

 




 気持ちのよい朝。

 山をひたすら感じます。
















 昨夕は全く見えなかった橋も

 渡ったりして。黄色好きの

 おなすさんにぴったりの橋

 ですわね。











 まあどなた?

 調べてみたら地元の名士。

 大正時代に自費で清川から

 層雲峡まで約9キロの道路を

 造り、層雲峡まで車で来られる

 よう整備したお方でした。




私たちが宿泊したホテルの初代代表でもあり、

建設会社の創業者なのでしたわ。





 ホテルにあったおまんじゅう。

 この初一さんのお名前を冠した

 日本酒が売られていましたが

 これもそれを使った酒まんじゅう

 なのでした。ありがたくいただき

 ましょう。







 初一さんのホテルを出たら

 観光タクシーで次の目的地へ。

 












 層雲峡はもともとアイヌ語で

 「ソウウンベツ」と呼ばれていて

 「滝の多い川」という意味だった

 とか。その名の通り、石狩川を

 挟む断崖から流れ落ちる滝が

 いくつもあります。







 その中で、日本の滝100選にも

 選ばれているのが、「流星の滝」。

 落差90メートル、水量も多く、 

 太く力強く流れ落ちることから

 雄滝とも呼ばれています。

 





 同じく100選に入っているのが

 この「銀河の滝」。幾重にも分かれて

 白糸のように流れる様子から

 別名、雌滝。落差は堂々の

 104メートルです。

 





この二つの滝を一目で眺められるのが

双瀑台という展望台です。

しかし往復40分。

まあ、どちらの滝も存分に

堪能しましたし、今回は展望台は

諦めましょう。






 ヒグマにも出会いたくない

 ですし。しかし、この

 注意喚起のクマちゃん。














 可愛すぎますね。

 上川町のマスコットキャラクター、

 カミッキーちゃんです。














 やっぱりこれくらいでないとね。

 しかしアナタ! ちゃんと

 お鼻隠してよ~♪














 ポツンと出ていた屋台には

 マスカットやメロンのほかに

 蒸したかぼちゃも。

 バターつけて食べたいな。











 一応、双瀑台からの眺めも

 のせておきましょう。

 はい、満足~♪














さあ、またまたタクシーに乗って

先に進みますよ。




 ここは大函。

 柱状節理の巨大な岩壁が

 屏風のように規則正しく

 並んでいて、層雲峡の

 峡谷美を楽しめるスポット

 になっています。







 せり出した岸壁。

 自然のなせる業はただただ

 圧巻です。大学生だったおなすさん、

 北海道旅行の折、層雲峡を

 めざすも、台風でたどり着け

 なかったのだとか。






 滝大好きサリーも楽しめましたし、

 加えて紅葉。青空の下、

 41年前の忘れ物を無事、

 取り戻しました。











 おなすさん、「鮭、いないかなあ。」

 ですと。鮭はいいけど、クマは

 困りますね。












 ダムにやってきました。

 ところで「大雪山」って

 皆さん、どう発音していますか?










気になって調べてみたら

大雪山国立公園のみダイセツザンで

それ以外はすべてタイセツザン

なのだそうです。







もともと日本人は濁る音は好みませんし、

タイセツ = 大切

という連想も働きますものね。

というわけでこちらのダムは

タイセツダム、

ですわね。




 美しいダムです。

 貯水量は札幌ドーム約42杯分の

 66,000,000㎥。

 ニジマスやヒメマスがいますよ。

 そしてアオサギやマガモも。









洪水調節、水量、水質保全、

灌漑用水、生活用水、そして発電と

ダムの役割って素晴らしいですね。




 豊かな水をたたえたダム、

 しばし見とれてしまいました。















 放出された水はここを

 通るのですね。そういえば

 朝、おなすさんと渡った

 黄色の橋。ダムの水が放出された

 際はサイレンが鳴ると書いて

 ありましたっけ。



社会見学を終えて、再びタクシー。

観光タクシーの役目を終えて

以後はフツーのタクシーに。(笑)

これもある意味、ハイブリッド?




 上川駅まで送っていただき

 ました。ここはあの冬の

 オリンピックのヒロインが

 生まれ育った町ですよ。










 町の至る所にこののぼりが

 立っていました。地元の愛、

 ひしひしと感じます。












 駅の待合室はガランとして

 いますが、中はとっても

 あったかいのです。

 さすが北海道♪










 北の国ならではの求人広告。

 大変なお仕事です。















 こんなお仕事も。

 青汁になるのかな?
















 上川の町を歩いてみましょう。

 きれいなお花が道の両側に

 植えられています。手入れをして

 くださる方々のことを思うと

 なんだかほっこり♪







ただ、駅前は閑散として、人通りもなく

物寂しい感じは否めません。

おまけに朝の晴天はどこへやら、

またも雨が降り出してアララのラ。

さて、お昼ごはん、どうしましょ。





 困った時はセコマさん。

 YouTuberさんたちに大人気の

 カツ丼をゲット。

 あったかくてワンコイン♪











 こちらもホカホカのおにぎり。

 ベーコンおかかです。

 セコマさんのおにぎりは

 具がとても斬新なのです。








このおにぎり、YouTubeで知ってから

自己流で作っていました。

この日はその答え合わせ。

うん、大丈夫。

サリー、ほぼ正解でしたぜ。 (^_^)v










町中のベンチでは寒すぎるので

バスの待合所でこのセコマランチを

おなすさんと分け合いました。

次の列車まであと2時間近くも

あるのに、時間を潰せるところもなくて。

唯一あった喫茶店も今日は定休日。

いやはや、平日のお出かけも

意外とリスキーですね。












観光案内所でほかに喫茶店はないかと

お尋ねしたところ……。



 こちらのスナックを教えて

 いただきました。

 なかなかのお名前ですね。

 でも読み方は「ダン」

 なのですわ。

 






夜は男ディーなマスターがいらっしゃるそうですが、

昼間はキュートなママさんが迎えてくれました。




 店内は見事にスナック。(笑)

 カラオケもありました。














 そしてここにも沙羅ちゃん♪

 ご実家は上川でコンビニエンス

 ストアをなさっているのですね。











メニューはコーヒー一択。(笑)

ママさんがハンドドリップで丁寧に

淹れてくれました。




 カップにも「男」♪

 そしてコーヒーといっしょに

 運ばれてきたのが……。












 ゆで卵! 毎週水曜日は

 サービスでゆで卵がつくの

 ですって。なんて楽しいの!











それにしても絶妙なゆで加減。

白身は柔らかくしっとり。

黄身もギリギリで固まる寸前という

感じで本当にゆで方上手♪

ママさんは話し方も優しく、チャーミングで

明日もあさってもその次も来たいな、と

思いました。ご常連が多いのも納得です。






 ほっこり時間を過ごしたあとは

 駅に向かいましょう。おや、

 トランク型の灯油タンクが多い

 中、ここは円筒形。しかも

 お花が描かれていますよ。

 







 ザ・昭和の感じの美容室。

 ピンクのはさみがポップですね。
















 のどかな駅。石北本線は

 今年、全線開通90周年です。

 おめでとうございます。

 記念の年に立ち寄れて、思い出が

 ひとつ増えました。

 

 

 


 お、電車が来ました。

 さっそく乗り込みましょう。

 















 乗ってすぐに目に入ったのが

 こちらの広告。このお名前、

 まんま、ですわね。














 まあ扇風機のスイッチ。

 見上げれば……。
















 もちろん扇風機。(笑)

 よ~く見てみるとJNRの

 文字が。旧国鉄時代の

 名残ですね。












 旭川で乗り換えて、札幌に

 向かいます。かわいい電車!

 名前はライラック♪

 











 まあ、ニッカおじさん、

 お会いするのは12年ぶり。

 おなすさんの干支が一巡り

 してしまいました。

 


 




晩ごはんはお楽しみのジンギスカン。

12年前に感動したお店です。

しかし恐るべし!

開店直後にも関わらず、長蛇の列。

しかも若者ばかり。

おなす&サリーが平均年齢を

爆上げしましたね。




 凍える夜でなくてよかった。

 ようやく入店。そうそう、

 この味! ラムはとっても

 柔らかく、臭みもなく、

 自家製キムチがまたおいしくて。






ビールと白ごはんがどんどん進みます。

ただ外で待っている方々の数は

減ることはないので、ひとしきり

堪能したらさっさと席を譲らねば。

しかしこの玉ねぎもおいしいなあ。

シャキッとして、タレをつけて

いただくとそれだけでビールがおいしい。

地元ではなかなか出会えないジンギスカン。

また食べにきますね。




 おお、ノリアが現れました。
 
 スペイン語で「観覧車」なのですね。

 札幌初の屋上観覧車。

 

 








 夜空に映えます。

 いいないいな。昼も夜も

 乗ってみたいな。はるか遠く

 まで見渡せそう♪












 札幌でのお楽しみはもちろん

 コレ♪ そう、シメパフェです。














飲んだあとはさっぱりとしたパフェで

シメるのが札幌の定番。

シメパフェは2015年に

「シメパフェ推進委員会」が

発足して認知度が高まり、

人気が広がっていったそうです。









当然、お店もいっぱい。

例のごとく、アレ(笑)でしっかり予習。

悩みながらも選んだ一軒に

参りましょう。





 やってきました。

 しかしまたも恐るべし!

 開店直後なのに、ほぼ

 満席でっせ~! はい、もちろん

 こちらも若い方ばかりよ。







シメパフェはどこも映える盛りつけが

魅力ですが、こちらのお店はその中でも

とっても芸術的!

ネットでも「ひとつの建造物として素晴らしい!」

という声もありました。








季節ごとに最低3種類新しいメニューを

創るので、何度行っても毎回

違うパフェに出会えるのも素敵です。

今回は神無月ならぬ「神梨月」という

和風テイストのパフェやハロウイン仕様の

ちょっとホラーなものもありましたが、

サリーが選んだ一品は……。





 紅鶴~flamingo~です。

 どのパフェも提供までに

 30~40分待ちますが

 この繊細な仕上がり、

 納得です。






ぱっと見、色味が3種類なので

シンプルなパフェに見えますが、

実はとっても凝っています。

パフェといっしょに説明書きが

届くのですが、それによると。




 ね、すごいでしょう?

 ルバーブのクリームと紫蘇の

 焼酎、鍛高譚のエスプーマの

 中に、これだけの数が忍んで

 いましたのよ。









この説明書きには生物としての

フラミンゴの特性についても

書いてありました。

ここでは割愛させていただきますが、

要は成長によって変化するフラミンゴのように

食べ進めると食感が変わり、

味わいが変化するパフェなのです。

想像以上に繊細且つ、良い意味で複雑。

こんなパフェは初めてでした。

札幌のシメパフェ文化、すでに

芸術の域です。











おなすさんもほかのパフェを

取ってくれたら、もうひとつ

楽しめたのにい。

せっかく札幌まで来て、

こんなに待ったのにい。




 おたんこなすはコレ。

 ここに来てまでビールかえ?

 しかもコレかえ? emoji

 








もともと甘いものに興味がない

おなすさんですが、特に

シメパフェは理解不能なのですと。

「だって札幌だよ。こんな寒いところで

 おいしいラーメンがたくさんあって、

 なのにわざわざアイスなんて。」











まあ正論ではありますが、寒いところは

防寒設備も対策も万全ですからね。

外は氷点下でも、中はぬくぬく。

ストーブ前で裸足でアイスクリームの

至福はSNOWさんに教えていただきましたっけ。










いずれにしてもシメパフェ。

まっこと素晴らしい。

深夜に食べても罪悪感のないパフェも

初めてです。

こちらのお店は関西にも

出店しているので、ぜひまた訪ねましょう。

並ぶのは覚悟の上で。

そして、おたんこなすはまたビール!

というのも承知の上で。





 さあ、歩いてホテルに

 帰りましょう。思ったほど

 寒くなくて、実に気持ちが

 よかったです。










 おなすさんはシメソバ。(笑)

 もちろん安定のセコマさん♪
















 ゴミ箱が昔、母が使っていたのと

 同じでした。旅行中、一度も

 施設からの電話がなくて、

 何より。ありがとう、お母さん、

 おみやげ、待っててね。









 そして私の好きなまんまるちゃん

 照明もパチリ。思い出や

 好きなものと過ごした札幌の夜。

 よい一日でした。











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